出版社内容情報
政府は2014年8月、「子供の貧困対策に関する大綱」を決定した。しかし貧困世帯の子供の経年的な進路調査はなされておらず、貧困世帯の子どもの実状を早急に明らかにする必要がある。本書は、貧困世帯の子どもはどのような進路を辿るのか、また彼らはどのようにして低位の進路へと至るのかを解明し、貧困の世代的再生産プロセスを分析する。
内容説明
貧困世帯の子どもはどのような進路を辿っているのか。被保護世帯の子どものライフストーリーから、彼らがある進路へと至る具体的な過程を分析し、貧困の世代的再生産プロセスを明らかにする。彼らはどのような家庭生活、学校生活を送っているのだろうか。
目次
序章 問題の背景
第1章 先行研究の検討
第2章 研究目的と分析の視点、研究方法
第3章 生活保護世帯の子どもの中卒後の移行経験―ケースファイルを用いて
第4章 生活保護世帯の中学生の家庭生活と学校生活―質問紙調査による比較検討
第5章 生活保護世帯の子どもの中卒時における進路選択―ライフストーリーに着目して
第6章 生活保護世帯の子どもの中卒後の生活とその後の進路―ライフストーリーに着目して
終章 貧困の世代的再生産プロセス再考―総合考察
著者等紹介
林明子[ハヤシアキコ]
大妻女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(生活科学)。現在、東京学芸大学非常勤講師(専門研究員)、大妻女子大学人間生活文化研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
saiikitogohu
ふれんどぷらむ