内容説明
1871年,使節団とともに,女子留学生の一員として渡米した津田梅子は,11年間かの地で教育を受け帰国.その成果を日本の女性のために役立てたいと願うが・・・・・・.日本の女子教育のパイオニアであり,シスターフッドを体現した津田梅子の足跡を,その内面や思索にも迫りつつ,最新の研究成果・豊富な資料をもとに解説する.
目次
序章 「この塾は女子に専門教育を与える最初の学校であります」
教科書に登場する津田梅子/女子英学塾設立 女子のための専門的な高等教育機関の誕生/生徒一〇人でのスタート
1章 アメリカへ
父・仙、母・初子/官費女子留学生派遣/岩倉使節団と女子留学生/日本政府が女子留学生に期待したこと/当時の人種観/明治天皇と皇后謁見/旅立ち
2章 「家庭生活」を学ぶ
ランマン家の人びと/山川捨松と永井繁子のホストファミリー/当時のアメリカ女性の地位/近代家族の中での成長/「小さい女の子の物語」(A little girl’s stories)/キリスト教
3章 帰国
帰国の途/「移植された木のよう」/日本の女性へのまなざし/アメリカ人宣教師への反感/歴史資料としての伝記と書簡/“Life is worthless without work.” 「仕事があってこその人生だ」/捨松の結婚/梅子の選択/教職のキャリア/鹿鳴館/華族女学校/明治天皇の「御親喩」/アリス・ベーコンが日本に/再度のアメリカ留学を望む
4章 再びアメリカへ
ブリンマー大学へ/生物学を専攻/ロールモデルとしてのトマス学部長/アリス・ベーコンとの共同作業 『日本の少女と女性たち』/オスウィーゴ師範学校/後に続く女性たちのために 「日本女性米国奨学金」の創設/ビジョナリーとしての梅子
5章 希望に向かって
帰国してから/日本の女性について、英語で発信/三度目の海外研修/万国婦人クラブ連合大会に参加/アメリカ、デンバーでの講演/ヘレン・ケラーとサリバン先生に会う/イギリスへの招待/ロンドンとケンブリッジにて/ヨーク大主教からの祝福/チェルトナム、パリを経てオックスフォード大学の聴講生に/ナイチンゲールとの出会い/アメリカ経由で帰国の途へ
6章 夢の前進 学校設立へ
夢の前進 支援者が集う/アメリカからの支援/華族女学校辞任の背景/良妻賢母教育を超えて/開校式式辞から読み取れること/専門教育を女性にも 経済的自立と英語教員の養成/アナ・ハーツホンの来日/専門学校に/教師としての津田梅子/晩年/後継者
終章 「不思議な運命」を生きて 梅子が切り拓いたこと
境界を超えて/レコードに残された梅子のメッセージ/梅子の生き方から
あとがき
津田梅子年譜
引用および参考文献
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けろり
にいたけ
kitten
ジュンジュン
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