岩波ジュニア新書<br> 津田梅子 - 女子教育を拓く

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岩波ジュニア新書
津田梅子 - 女子教育を拓く

  • 著者名:髙橋裕子
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 岩波書店(2023/01発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005009589

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内容説明

1871年,使節団とともに,女子留学生の一員として渡米した津田梅子は,11年間かの地で教育を受け帰国.その成果を日本の女性のために役立てたいと願うが・・・・・・.日本の女子教育のパイオニアであり,シスターフッドを体現した津田梅子の足跡を,その内面や思索にも迫りつつ,最新の研究成果・豊富な資料をもとに解説する.

目次

序章 「この塾は女子に専門教育を与える最初の学校であります」
教科書に登場する津田梅子/女子英学塾設立 女子のための専門的な高等教育機関の誕生/生徒一〇人でのスタート
1章 アメリカへ
父・仙、母・初子/官費女子留学生派遣/岩倉使節団と女子留学生/日本政府が女子留学生に期待したこと/当時の人種観/明治天皇と皇后謁見/旅立ち
2章 「家庭生活」を学ぶ
ランマン家の人びと/山川捨松と永井繁子のホストファミリー/当時のアメリカ女性の地位/近代家族の中での成長/「小さい女の子の物語」(A little girl’s stories)/キリスト教
3章 帰国
帰国の途/「移植された木のよう」/日本の女性へのまなざし/アメリカ人宣教師への反感/歴史資料としての伝記と書簡/“Life is worthless without work.” 「仕事があってこその人生だ」/捨松の結婚/梅子の選択/教職のキャリア/鹿鳴館/華族女学校/明治天皇の「御親喩」/アリス・ベーコンが日本に/再度のアメリカ留学を望む
4章 再びアメリカへ
ブリンマー大学へ/生物学を専攻/ロールモデルとしてのトマス学部長/アリス・ベーコンとの共同作業 『日本の少女と女性たち』/オスウィーゴ師範学校/後に続く女性たちのために 「日本女性米国奨学金」の創設/ビジョナリーとしての梅子
5章 希望に向かって
帰国してから/日本の女性について、英語で発信/三度目の海外研修/万国婦人クラブ連合大会に参加/アメリカ、デンバーでの講演/ヘレン・ケラーとサリバン先生に会う/イギリスへの招待/ロンドンとケンブリッジにて/ヨーク大主教からの祝福/チェルトナム、パリを経てオックスフォード大学の聴講生に/ナイチンゲールとの出会い/アメリカ経由で帰国の途へ
6章 夢の前進 学校設立へ
夢の前進 支援者が集う/アメリカからの支援/華族女学校辞任の背景/良妻賢母教育を超えて/開校式式辞から読み取れること/専門教育を女性にも 経済的自立と英語教員の養成/アナ・ハーツホンの来日/専門学校に/教師としての津田梅子/晩年/後継者
終章 「不思議な運命」を生きて 梅子が切り拓いたこと
境界を超えて/レコードに残された梅子のメッセージ/梅子の生き方から
あとがき
津田梅子年譜
引用および参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

けろり

28
何事も、今当たり前となっていること、なりつつあることの始まりには先駆者、開拓者がいる。その事を改めて気付かされました。今享受しているもの、過去に享受したもの、それらの大切さ貴重さを私達は忘れてはいけないのだと思います。同じことは出来なくても、意志を繋いでいくことはできる。そんな風に感じさせてくれる一冊でした。2023/01/08

にいたけ

26
津田梅子の概略を学んだ。とてもわかりやすい本。女性が仕事を持つのが難しい時代につける仕事は教師しか無かった。学校をつくるには資金が必要、資金集めも含めたところから始め、成し遂げてしまったところが凄い。キリスト教団体の助けがあってのことだと思う。これらの偉業をLGBTに結びつけるのはちょっとなぁ🤔2025/06/07

kitten

13
図書館本。岩波ジュニア新書。今度、五千円札になる津田梅子は、他の本で色々出てくるのを読んだけれども、この人メインの本は読んでいなかったので。なるほど、シスターフッドという考え方は、この時代のアメリカなら当然なのかな。柚木さんの「らんたん」にもでてきたし。女性教育者は、結婚してはいけない時代、というか結婚できなかったんだろう。他の作品からは、非常に厳しい先生のイメージだったけど、実際もそうだったんだと思う。ヘレン・ケラー、サリバン先生や、ナイチンゲールにまで会っていて、大きな影響を受けている。2022/11/21

ジュンジュン

9
多くを得た者は、それを社会に還元しなければならない(=ノブレスオブリージュ)。官費留学生として6才で渡米、11年間アメリカで教育を受けた彼女は、その成果を日本女性のために役立てようと動き出す…。ふと表紙が目に留まる。木漏れ日を背景に、まっすぐ前を見つめる3人の女性は、捨松、繁子、梅子。読み終えた今なら分かる。素敵なイラストだ。2023/08/25

みさと

7
梅子の志を継ぐ津田塾大学学長が語る。誰も歩んだことがない道を切り拓き続けたパイオニアにして、次へ続く者のために道を備えた津田梅子。女性は嫁になり良妻賢母になることだけがアプリオリとして定められていた時代に、女性が男性と対等な自立した個人となり、広く世界で活躍する市民へと成長することを願い、そのビジョンを実現するため教育を通して“all-round women“を全身全霊で育成しようとした。岩盤のようなジェンダーギャップの壁や無意識のバイアスを、海外で異なる価値観を学ぶことによって超えていった。かっこいい。2023/01/04

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