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出版社内容情報
大規模林道、長良川河口堰、道路公団、理念なき財政投融資のからくり……。日本を蝕む官僚システムの暗部を徹底現場取材で鋭く迫る
内容説明
文芸春秋読者賞受賞。吹きつのる霞が関批判と行革の嵐。だが、誰もこの国にある「もう一つの国」の話は書かない。そこでは無数の奇妙な企業の群れが国民に寄生して生きている。官僚国家日本の暗部を鋭く抉りとる告発ノンフィクション。
目次
第1部 記号の帝国(朝日連峰;長良川河口堰)
第2部 闇の帝国(視えないシステム;巨大赤字隠蔽のからくり)
第3部 寄生の帝国(迷路の世界;もうひとつの国)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきこま
1
この前読んだ「道路の権力」によくこの本が言及されてたのでこっちも。これ読むと、国の財政赤字がすごいといっても、なんか表に現れない収支はけっこう余裕があるということなのかしらと思った。個々の省庁で予算を確保してしまえばあとは使い道は問われない雰囲気。予算を取った後余らせると来年からはもらえなくなるから余計な事をしてでも使いきるというのは私が子供のころからずっと言われてる話で、それが続いていて今がある感じかしら。ニュータウンに住んでる身としては、国が整備した場所って空いててきれいで好きなんだけど:D2012/12/13