出版社内容情報
安芸の小豪族毛利氏を西国の大大名に仕上げた不世出の知将毛利元就と同時代を生きた武将たちの足跡を分りやすく書下した歴史読物
内容説明
21歳の初陣から半世紀にわたって戦闘者として戦国時代を生き抜いた毛利元就―安芸の小豪族毛利氏を、西国の覇者たらんとして中国に君臨する大大名に仕上げた。冷徹な謀略、緻密な計略を駆使して、もっとも人間臭い不世出の武将毛利元就と同時代を生きた武将たちの足跡を分かりやすく書下した歴史読物。
目次
第1章 元就の登場
第2章 戦国大名への道
第3章 三矢の教え
第4章 元就の戦い
第5章 元就をめぐる武将たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン・シャーリーこと寺
44
この本は毛利元就が大河ドラマになった時に沢山出た元就本の一つであるが、あの時出た便乗本の中で最良のものである。変にヒーロー扱いせず、元就をあくまでも後ろ暗い所のある人物として論じるのが良い。吉川元春と小早川隆景の確執、大内義隆と陶晴賢の男色、大友宗麟の珍行動等、醜聞にもきちんと触れた人物論が面白い。元就の小説『覇道の鷲』を以前読んで面白かったが、多分他の歴史小説も面白いだろう。贔屓にしよう。2012/11/08
中島直人
3
悪賢過ぎず、また偉大過ぎず、等身大の毛利元就。その分、面白味には欠けるが、最後に陶晴賢や大内義隆ら、関係の深い武将達の紹介も入っていて、中国の雄、毛利氏についてまとまった理解を得ることができた。2013/05/08
できるだけ
1
各項目で被ってる部分が見受けられたがあとがきを読んで納得。 毛利元就の事は大まかにしか知らなかったが、 淡々と文章に表してくれていたので読みやすく分かりやすかったです。 郷土作家は個人的には好感持てます。 2018/03/06
Quadrophenia
1
「面白の春雨や花の散らぬ程ふれ」2014/11/18
えびえび
1
腹黒武将毛利元就の解説書。”覇道の鷲”のネタ本と思ってたのですが、大河の影響なのね。多治比猿掛のところはかなりあっさりしてるので、尼子との関係が薄く感じられます。覇道の鷲からドラマ部分を抜いたような構成なので、覇道の鷲を読むことをオススメします。2013/03/09
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