出版社内容情報
女子中学生の小櫛一琉は、引き出しに入れたものが100年前に送られる不思議な机を発見する。机を通して手紙を送ってきた大正時代の少女・日向静と文通をすることになるが、仲を深める二人の間に時代の荒波が立ちはだかる――ふたつの時を越えて描かれる感動作
【目次】
内容説明
女子中学生の小櫛一琉は、引き出しに入れたものが百年前に送られる不思議な机を発見する。そうして机を通じて手紙を送ってきた大正時代の少女・日向静と文通をすることになるが、仲を深める二人の間に時代の荒波が立ちはだかる―ふたつの時を越えて描かれる感動作。
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
引き出しに入れたものが百年前に送られる不思議な机を発見した女子中学生の小櫛一琉が、机を通じて手紙を送ってきた大正時代の少女・日向静と文通をする時間Sf小説。時空を繋げる不思議な机を介して知り合った天真爛漫で行動力がある静と繊細な一琉。スペイン風邪やコロナ禍といったそれぞれの時代で現実に起きるパンデミック、妹・美頼との関係性や、現代社会の息苦しさも描写しながら、交流を積み重ねて絆を深める2人が、時代の壁を越えて世界を変える力へと繋げていった結末はなかなか良かったですね。巻末の時間SFブックガイドも必見です。2025/10/16
Atsushi Kobayashi
16
ちょっと後半強引ですが、楽しめました。2025/09/30
おだまん
15
時間SFと百合を堪能。これはドラえもんにインスパイアされたんだな、というアイディアも楽しかったし、アフターコロナの小説というところにも好感が持てました。2025/10/04
Mzo
14
『ベストSF2022』にも収録されていたので、以前にも読んだことはあったのですが、何度読んでも伴名練は面白いなぁ。SFのアンソロジストとしても優秀で、その紹介文を読むだけでも楽しいのだが、ご本人の作品をもっともっと読みたいです。2025/10/09
Small World
14
大正時代を生きる少女との文通を通じた交流を描く、ちょっと変化球気味のタイムトラベルもの!と思っていたのですが...なんでしょう、この遠慮のない少女たち..w 最初に思っていた文通のイメージ出なかったとこが、この本の良さなんでしょうね。2025/10/08




