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内容説明
最近発見された「パンドラウイルス」という巨大ウイルスは、これまでのウイルスと姿が大きく異なっている。ひょっとしたら、これまでに全く知られていない新たな生命の形なのではないか。現在、生物の世界は3つのグループ(ドメイン)に分けられることになっているが、ウイルスはそれにあてはまらない。しかし、今後、新たな「第4のドメイン」が付け加わることになるかもしれない。生物とは何かを問いなおすミステリー。(ブルーバックス・2015年2月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
64
内容案内に「「次々と発見される巨大ウイルスは、サイズが大きいだけでなく、多彩な遺伝子を持ち、細胞性生物に近い機能を備えているものもいる。これらの新発見により、「ウイルスは生物ではない」という定義が揺らぎ、巨大ウイルスは未知の生物グループ(ドメイン)ではないかという議論が湧き上がってきた」とある。まだ仮説段階。でも、ウイルスそして生命の理解でもパラダイムが揺さぶられていると感じる。2020/05/16
やいっち
55
宇宙論も恐竜学もウイルス学も、あるいは過日、紹介した本にあるように、政治学も、世界情勢の流動化に観られるように地政学的状況も、恐らく哲学も含め、何もかもが大変貌しつつあることを、日々の読書から(も)痛感している。2015/08/12
翔亀
37
【コロナ29】単に病原体としてのみ研究されてきたウイルスは、近年、新たな発見が続き、中屋敷均「ウイルスは生きている」【コロナ21】はウイルスにより生物とは何かを問い直し、山内一也「ウイルスの意味論」【コロナ27】も人類と共生してきたウイルスを語った。いずれもウイルスへの一般人の考えを覆す名著だと思った。ウイルスという存在を知るという意味がある、と。その契機として巨大ウイルスの発見が大きい。本書はその巨大ウイルスの発見に焦点を当てている。第4のドメインとは、生物のこれまでの定説だった3分類にウイルスを↓2020/07/15
Tadashi_N
29
自分の複製が自力でできないのがウイルス。サイズは関係ないらしい。2019/12/21
磁石
29
通常のウイルスとは異なる巨大ウイルス。後はタンパク質を合成するためのリボゾームさえ与えてやれれば、細胞とおなじに機能を持つことができるウイルス。細胞とウイルスの間に空いていた谷間を埋めるようなウイルス。『ウイルス粒子』に感染した細胞が作り替えられて、リボゾームが消失しウイルス工場に変えられた姿とする『ヴァイロセル』という仮説もあるが、まだはっきりとはわからない。ウイルスとは何なのか/どうやって生まれたのか/そもそも生物とは一体何なのか、改めて問わされるキッカケとなった。2016/04/10
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