ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅

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ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150503925
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0145

出版社内容情報

ヒトの歴史を探るなら魚に訊け!? 異なる生物種の意外な関連から進化の壮大な謎に迫る

内容説明

私たちヒトの、生物としての歴史を知りたければ、魚に訊くことだ。なぜって、私たちの体のなかには「内なる魚」がいるのだから…進化史上重要なミッシングリンクである、腕立て伏せのできる魚ティクターリクの化石を発見した著者が、古生物学から進化発達生物学(エボデボ)、ゲノムサイエンス、解剖学に至る成果を駆使し、生命進化の謎を探究する営みのスリリングで意外性に満ちた面白さを明かすポピュラー・サイエンス。

目次

第1章 内なる魚を見つける
第2章 手の進化の証拠を掴む
第3章 手の遺伝子のかくも深き由緒
第4章 いたるところ歯だらけ
第5章 少しずつやりくりしながら発展していく
第6章 完璧な(ボディ)プラン
第7章 体づくりの冒険
第8章 においのもとを質す
第9章 視覚はいかにして日の目を見たか
第10章 耳の起源をほじくってみる
第11章 すべての証拠が語ること

著者等紹介

シュービン,ニール[シュービン,ニール] [Shubin,Neil]
シカゴ大学個体生物学・解剖学教授。進化生物学や発生遺伝学、ゲノムサイエンスを統合する新しい生物学の流れに属する、古生物学者にして解剖学者

垂水雄二[タルミユウジ]
1942年生。京都大学大学院理学研究科博士課程修了後、出版社勤務を経てフリージャーナリストに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

31
本書はまず、進化史上重要なミッシングリンクである、腕立て伏せのできる魚ティクターリクの化石を発見した著者の発見に至るドキュメントの面白さがある。  次いで、訳者の説明によると、「動物の体のつくり(ボディプラン)の発展を人体の構造と結び付けて論じている点」である。魚類や爬虫類、両生類はもとより、極めて原始的な特徴を残す生物、さらには単細胞に至るまで、そのボディプランを示してくれる。  2018/10/03

春風

24
魚類と両生類の中間的特徴を備えた、腕立て伏せのできる魚“ティクターリク”の発見までのドキュメント。そしてティクターリクの手指の話題から転じ、ヒトとその祖先グループとの器官の相同性を、進化発生学的見地から詳述する。化石種との骨格の比較がされるのは勿論、遺伝学的にもヒトと現生の原始グループとの対比が述べられていている。例えば、ヒトの内耳と魚の側線の感丘では、同じ遺伝子の活性が見られるとの事。祖型をやりくりしてヒトまで進化してきた結果、余計なものまで残る。その一例がしゃっくりで、鰓呼吸の名残というのは面白い。2020/07/04

アキ

23
魚を研究する古生物学者の人体系統についての話。えらがら手が生まれたのはなんとなくわかるとしても、単細胞生物がどうやって多細胞生物になったか?答えがわかるかなと思って読んだが、わかったようなわからないような・・ただ、35億年前に生命が生まれ、多細胞生物に至るまで29億年かかったのは簡単な話ではないことは想像できる。細胞間の接着剤としてコラーゲンやプロテオグリカンが重要だということまではわかった。そしてコラーゲンを生成するのに大量の酸素が発生する10億年前まで待つ必要があったことも。知的好奇心が刺激される1冊2018/08/30

Tomomi Yazaki

19
研究のために化石を見つけるのがどれだけ大変か、化石が生成される過程がどれほど奇跡的か、と言った記述が長々と綴られていて、ちょっと辛かったです。でも順を追って説明するのが科学者としての常だから、致し方あるまい。遺伝子の話では、私の想像が在らぬ方へ。手塚治虫のメルモちゃんを思い出し、赤いキャンディ、青いキャンディのさじ加減で様々な生き物に変身する。まさに、遺伝子スイッチ。それから、化石を調べるために腕、歯、眼などと言った様々なパーツの発生や構造、そして起源を事細かに解説されていて、思わぬ収穫もありました。2022/02/03

Arisaku_0225

16
小学校の卒アル写真で何故か自分の手に持ってるのが本書。当時は魚が両生類になってなんやかんやあって人になったんだ!というぼやけた理解度でただただ冗長で難解な本だと思っていた。あれから大学生になり、講義の参考書籍として紹介されたためパラッと読んだ。本書は、古生物学、解剖学、遺伝学、ゲノムサイエンスの知見を総動員して「なぜ人はこんな姿をしてるのか?」を解き明かす壮大な物語である。生物は約38億年かけて様々な環境に適応し、種分化してきた(=進化)のだが、身体を作る設計図は皆共通で所々を改変して作ってるにすぎない→2023/10/30

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