内容説明
苔の生態を熟知し、審美観を持ち、コケリウムをはじめ斬新な作品を発表し続ける苔園芸研究の第一人者の本。コケリウム・苔園芸の魅力を全世界へ発信!「苔の本」初の英文併記。世界の苔も紹介。
目次
苔の美しさを求めて
イギリス
スロベニア
イタリア
クロアチア
ボスニア・ヘルツゴビナ
日本
京都
群馬
金沢兼六園〔ほか〕
著者等紹介
大野好弘[オオノヨシヒロ]
園芸研究家。1973年神奈川県に生まれる。さまざまな山野草やコケの育種を手掛け、とくに雪割草の育種研究は30年以上の経験を持つ。現在、世界の雪割草を研究するため、ワールドヘパティカラボラトリーを立ち上げ、大学との共同研究を行っている。また、ビンの中でコケを栽培しインテリアとして楽しむコケリウムの講師として、大学や各地のカルチャーセンターで活躍中。コケや山野草を配した庭のデザイン施工も行っている。そのほか、プロのアクアリストとして陰日性サンゴの研究を行い水槽内での累代飼育法を初めて確立した。イギリス人の植物学者と共に毎年日本でサクラやフジ、ツツジなどの調査を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
10
しっとりとした苔の緑はやっぱり心を落ち着かせてくれます。微細な苔をじっと眺めていると、そのミニマムな世界にズームインしていく感覚に捕らわれ、不思議な気持ちになる。コケリウムの小さくて、大きな世界も憧れます。2019/11/30
tokkun1002
4
2019年。フルカラーの苔の本。癒される。ただ、自分で世話してというスイッチは入らないかな。この様な本を色々楽しみたいね。2019/12/25
ガラスのバラ
2
京都はもちろん、世界中に素敵な苔の庭や景色があるようだ。自然で素晴らしいものもあるが!多くは人の手による手入れのおかげで維持されてるようだ。コケリウムさえも難しそう。そもそもコケを手に入れるのが簡単じゃないし。2020/01/12