出版社内容情報
「空」の論理によって無執着の境地の実現を目指す『金剛般若経』。固定概念を徹底的に打破し、「真実あるがままの存在」を追求する『善勇猛般若経』
内容説明
すべての大乗思想は般若経にはじまる。空の論理によって無執着の境地の実現をめざす初期の般若教典『金剛般若経』。固定概念を徹底的に打破し、真実あるがままの存在を追求する最も完成した『善勇猛般若経』。
目次
金剛般若経
善勇猛般若経
著者等紹介
長尾雅人［ナガオガジン］
明治４０（１９０７）年、仙台市に生まれる。京都帝国大学文学部哲学科卒業。昭和３４（１９５９）年、学士院賞受賞。昭和５５（１９８０）年、日本学士院会員として選出される。京都大学名誉教授
戸崎宏正［トサキヒロマサ］
昭和５（１９３０）年、下関に生まれる。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学、文学博士。九州大学名誉教授。鈴木学術財団特別賞受賞
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感想・レビュー
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虞蒙もしくは風船猫
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悟った人は、殊更に「悟った」とか言わないし、真理は「これが真理です」と形として見せられない。見聞きできる具体的なものは実体のない映像みたいなものだし、語って聞かせてる言葉も、実体がないのだけれど、わかりやすくするために、とりあえず言葉で示してるだけなんです。 なんだだそうです。わかったような、わからないような。2017/09/24
不以
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つじつまあわせに奔走してみたりしたが、しかし何かを得たわけでもない。仏陀曰く「言葉遊びにこだわってんじゃねーよ」とのことだ。しかし、渡るべき川のありかすら分からないんだから、目の前の筏で暇を潰すの他にしかたない。筏を見て川が分かるわけもないけれど。2012/06/26
