内容説明
私の生活ってなんなのだろう。ボタ山でカメラマン中垣昇と出会い、どう生きていったらよいか悩んでいた奈津子は、故郷や恋人を捨てて、東京へ旅立つが―。いろいろな人たちと出会うことで、奈津子は大きく変わってゆく。こころのオアシスを求めて飛び立つ奈津子。性格も違う四姉妹の次女を中心にして描く大ロマンの第一章。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もぐを
4
時代を感じるね。それが気持ち悪い時とと気もちいい時とあるがコレは気持ちいい方だった。なんでもかんでもとんとん拍子だな奈津子。2018/05/17
Terry Knoll
3
1977〜1979キャリアウーマン向けファッション雑誌の連載された小説。ふわふわした読後感。色々偶然・出会いが重なって・・・ヒロイン奈津子はどうなるの?男性読者にはあわない小説かな?2024/07/11
ebisubeeeer
3
こんなめんどくさい女嫌い2017/05/23
ぺかぷ
2
長い本なのにどんどん引き込まれて、あっという間に読み終わった。夏の子という名前にふさわしい、若々しく活発で行動的な女性。例えば腹立たしい相手に冷静に皮肉で返せる度胸と行動力が羨ましい。そんな彼女でも、人生に悩み進む道を探している。本当は繊細で優しい人だと感じた。皆自分のボスホラスを見つけれられればよいのだろう。2016/03/27
slowbird
1
これって映画化されて、たしかオーディションで烏丸せつこが主役に選ばれたんですよね。映画は実は観たことないけど、小説を読むとイメージ通り。すごい美人ではないけど、そこそこ美形でおっぱいがでかくて男にモテる。どことなくアンニュイな表情も、当時の流行りか。北九州に住む奈津子は、知り合ったカメラマンつてで東京に出て、妙に芸能関係のコネのある美女とも知り合い、映画出演で名を売る。さらにその先の成功を夢見て、これが彼女の冒険ということになる。それが同時代の若い女性の共感や憧れを得たというのが、時代の表れなのだろう。2024/12/30
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