出版社内容情報
いくつかのシナリオに描かれた近未来の姿を、600名余のエコノミストの回答とあわせて読んでいくうちに、近未来の日本や世界の姿が見えてくる、シナリオ分析で近未来を読む本
内容説明
本書は、一九四七年一〇月一日に戦後の財団法人第一号として当時の片山哲総理大臣名で認可された(財)統計研究会の創立六〇周年を記念するための事業の一つとして、二〇一九年を目標年として行われた未来シナリオに関する調査プロジェクトを一つのベースとしてまとめられたものである。
目次
第1部 人口・環境・資源
第2部 経済
第3部 社会
第4部 国際
YES‐NOで答える二二の問い
持続可能な発展をめざして
著者等紹介
宮川公男[ミヤカワタダオ]
1931年埼玉県に生まれる。1953年一橋大学経済学部卒業。1958年一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了、商学博士(一橋大学)。一橋大学商学部教授、麗澤大学国際経済学部教授、などを経て、現在、(財)統計研究会理事長、一橋大学名誉教授、麗澤大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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発行は2007年。なかなか興味深いテーマが並べられている。先日読んだ『未来学』は、一人の著者がさまざまなテーマについて論じた本であったのに対し、この本は609名の有識者が60項目に及ぶテーマについて5つの回答から選ぶ。さらにイエス・ノーで選ぶ回答を22問設定した。面白かったのは、「正社員」「非正社員」という言葉が2019年には使われなくなっているという意見と、二分化が続くという意見が、回答者全体の4割前後で拮抗していたという回答。社員の全員に「副社長」という名称を与え活気が戻った中小企業もあったという。2012/06/20
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