真・慶安太平記

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真・慶安太平記

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065249987
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

慶安太平記に新説あり。我々は又、正雪に魅了される。ーー神田伯山(講談師)

徳川の治世。戦世は遠くなり、政は将軍の意をくむ老中たちの掌中。度重なる改易によって主家を失い、幕府に恨みを抱く牢人があふれる江戸市中に一人の兵法者が現れる。名は由比正雪。その恐るべき企みとは。

夥しい血を流して平らげられた世を、命がけで守り抜こうとした男たち、女たち。
由比正雪の乱として知られる「慶安の変」の裏で、何があったのか。綿密な取材と大胆な仮説を元に歴史の脈動をあますところなく描ききった、書き下ろし大河歴史小説。

「慶安太平記」
慶安の変(由比正雪の乱)の実録本。のちに講談、歌舞伎の演目に脚色された。圧倒的な存在感を放つ乱の首魁・由比正雪が幕府へのクーデターを企て、天才的な人心掌握術を用いて人集めと金集めを着々と進め、計画を実行に移していく様を描く。異能の登場人物たちの躍動、壮絶なラストシーンが名高い。

〈目次〉
序章
第一章
 将軍と弟/大御所の病/保科家相続/暗闘の果て
幕間
第二章
 我が世の春/天地の違い/徳川の末
幕間の二
第三章
 将軍の死/疑わしき男/変の真実
終章
後記

内容説明

「慶安太平記」―慶安の変(由比正雪の乱)の実録本。のちに講談、歌舞伎の演目に脚色された。圧倒的な存在感を放つ乱の首魁・由比正雪が天才的な人心掌握術を用いて人集めと金集めを着々と進め、自らの計画を実行に移していく様を描く。異能の登場人物たちの躍動、壮絶なラストシーンが名高い。夥しい血を流して平らげられた世を、命がけで守り抜こうとした男たち、女たち。鬼気迫る攻防と権謀術数を描き尽くす、第一級の歴史エンターテインメント!

著者等紹介

真保裕一[シンポユウイチ]
1961年東京都生まれ。1991年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。1996年『ホワイトアウト』で第17回吉川英治文学新人賞、1997年『奪取』で第10回山本周五郎賞、第50回日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で第25回新田次郎文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

223
真保 裕一は、新作をコンスタントに読んでいる作家ですが、著者の歴史小説は、初読です。保科 正之および慶安の変(由比正雪の乱)がメインの小説も初めてでした。徳川 家光は、江戸幕府260年の礎を築いた優秀な将軍だと思っていたのですが、本書の内容が史実にに近いとすると、現在の北朝鮮の将軍様と何ら変わりません(笑) https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=00003557652021/11/26

パトラッシュ

129
江戸幕府への叛逆者由井正雪が実はあの人物だったとのアイデアは秀逸だが、小説としての組み立てが全くなっていない。20数年前と慶安の変を交互に描く度に話者が変わり、描写ではなく説明が長々と続いて間延びしてしまう。悪役を演じる家光と松平信綱も権力のためには手段を選ばぬ卑小さで巨悪には程遠いし、保科正之が探偵役なのは中村彰彦作品の二番煎じだ。『ホワイトアウト』で見せてくれた劇的な迫力を期待できる題材なのに、パッとせぬ展開に収まってしまう。ここ数作の低打率からすると、考えたくはないが真保裕一衰えたりというところか。2021/12/08

とん大西

127
保身と栄達。大義と我欲。邪魔とみなせば排除する、功臣であれ血族であれ。あぁ、千代田の城は正に伏魔殿。由比正雪の乱については、ほとんど知識なしでしたが、テロリズムと政局の因果が絡み合うミステリアスな展開に引き込まれて面白く読めました。それにしても保科正之はどの作品でも清廉潔白で品行方正です。分相応に徹したこの武将のことは昔から好きですが、もうちょい人臭いブラックさも欲しいところ。ま、彼を良心の物指しとしているだけに仕方なしか。3代家光、春日局、知恵伊豆こと松平信綱…揃いも揃って人でなしなのよね…(^o^;)2021/12/31

KAZOO

116
真保さんの時代小説というのは読んだ覚えがないのですが、由比正雪の物語をうまく脚色して楽しめる物語にしています。徳川家光三代めの将軍の弟である高遠城主保科正之(将来の会津藩主)と頭の切れる冷酷な老中の松平信綱がある意味主人公なのでしょう。由比正雪がこの物語のような人物であるという事がわかっていたとしたらかなり幕府に与える影響は大きかったといえるのでしょう。2024/01/09

修一朗

105
慶安太平記とは明治初期の歌舞伎演目,主人公が由比正雪なので太平記なのだ…といったことはつゆ知らず,誉れ高き会津藩始祖保科正之の出世物語として読んだ。画策する松平信綱らのワナをすり抜けて最後には家綱の後見として重きをなすまでの正之の忍耐の日々は滅法面白かった。それにしても秀忠や家光によって江戸幕府安泰の基礎が築かれたというポジティブなイメージはかなり変わったな。春日局の跡継ぎ対策の涙ぐましいこと。フィクション部分は無理筋が気になったので違う書き方でもよかった。ここらへん時代の歴史小説を読めたので,まず満足。2021/12/11

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