ブルーバックス<br> 富士山噴火と南海トラフ―海が揺さぶる陸のマグマ

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ブルーバックス
富士山噴火と南海トラフ―海が揺さぶる陸のマグマ

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065160435
  • NDC分類 453.821
  • Cコード C0244

出版社内容情報

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、富士山の様相を決定的に変えてしまった。津波や原発に隠れてこのとき、富士山内部のマグマだまりに「ひび割れ」が生じたことに、火山学者たちは青ざめた。以後、富士山は「噴火するかもしれない山」から「100パーセント噴火する山」に変容してしまった。そのとき何が起こるのか。南海トラフ巨大地震との連動はあるのか。火山の第一人者が危機の全貌を見通す!

内容説明

「3・11」以降の日本列島は、「大地変動の時代」に突入してしまった。富士山にも、火山学者たちが密かにおそれる、ある重大な「異変」が起こった可能性が高い。2030年代に高い確率で発生する、南海トラフ巨大地震の衝撃が加われば、300年間蓄積したマグマが一気に噴き出しかねない。火山学の第一人者による、渾身の予測と提言。

目次

第1部 富士山噴火で起こること(火山灰―都市を麻痺させるガラスのかけら;溶岩流―断ち切られる日本の大動脈;噴石と火山弾―登山者を突然襲う重爆撃;火砕流と火砕サージ―山麓を焼き尽くす高速の熱雲;泥流―数十年間も続く氾濫と破壊)
第2部 南海トラフと富士山噴火(地理と歴史からみた富士山噴火;「3・11」は日本列島をどう変えたか;南海トラフ巨大地震との連動はあるか;山体崩壊のおそるべきリスク;富士山の噴火予知はどこまで可能か;活火山の大いなる「恵み」)

著者等紹介

鎌田浩毅[カマタヒロキ]
1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。理学博士。日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長等を歴任。京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。科学啓発に熱心な「科学の伝道師」としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

123
いま南海トラフ地震についての批判的な本(「南海トラフ地震の真実」)を読んでいるのですが、その前に理論的で専門家の本ということでこの本を読みました。2007年に出された本を最近(2019年)修正されて出されたようです。今年になて能登地震さらには千葉でも地震が頻発しているようで気になります。確かに富士山の300年間も沈黙しているというのも不気味です。そこをわかりやすく説明してくれます。鎌田先生の本は説得力があります。2024/03/07

kinkin

90
富士山がもし噴火したら。その時起こること、火山灰、溶岩流、噴石と火山弾、火砕流と火砕サージ、泥流についてわかりやすく書かれている。二章は南海トラフと富士山噴火について。長い間噴火していない富士山だが、人間の時間が長いが地球の歴史から見ればほんの一瞬の出来事だ。甚大な災害が起きると同時に地震活動も活発になると思う。そこに地球の温暖化が加われば経済活動や移動・輸送の混乱で大変。年々地球の変化を体感することが多くなった。いざとなったら、はやっぱり日頃から考えておかねば・・・・図書館本2024/02/18

まーくん

84
著者は京大の名物教授。地味な地学の講義を教養科目人気第一位に。通産省地質調査所の研究官を経て京大教授に。大学教授らしからぬ服装センスも際立っている(と個人的には思っている)。名峰富士がいわゆる「活火山」であり、いつ噴火しても不思議でないことを、火山活動の仕組みから説明。又、噴火がプレートの動きと無関係ではなく南海トラフ地震と連動する可能性(そして実績)についても語る。3.11以来、日本列島の力学的なバランスは大きく変化しており噴火活動への新たな注意も必要。噴火は前兆を捉えることができ、一定の避難対策可能。2019/05/20

きみたけ

80
さすがブルーバックス、期待を裏切りませんね〜😆著者は京都大学大学院人間・環境学研究科教授で、日本火山学会理事の鎌田浩毅先生。「3.11」以降の日本列島は「大地変動の時代」に突入、2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に「令和の大噴火」が連動すれば、西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し国家的な危機に陥るおそれがあるという。「巨大地震」と「巨大噴火」の国でいかに生き残るかについての、火山学の第一人者による渾身の予測と提言書。火山灰の降灰によるダメージが結構深刻だと感じました。2024/05/26

やいっち

75
本書のテーマは、今のコロナの驚異の中で大方の関心の対象の他だろうが、前日の日記にも書いたが、著者も言うように、2030年前後に南海トラフの地震、連動する富士山噴火の切迫は変わらない。宝永の噴火以来300年余り。マグマが溜まっている。ひしひしと危険が迫っているのだ。多くは語らない。ここでは、「富士山火山防災マップ」を示すにとどめておく: http://www.bousai.go.jp/kazan/fujisan-kyougikai/fuji_map/ 2020/03/23

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