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内容説明
現代日本へ転生したダークエルフ・シーナの眷属となり、彼女とともに生きていくことを決意した練介。強敵スライム種アグヤヌバを撃破した後、新たなる魔術種との戦いに備えつつも、開けっぴろげなエロス全開で迫ってくるシーナと同棲生活を続けていた。目立たないためのカモフラージュとして騎士校にも通い続ける日々。そんなある日、整備科専攻の下級生・及川万離から愛の告白を受けるが…。「へぇーえ。…浮気の報告ってことか」「安心してくれ、俺はシーナ以外のものにはならないよ」そして学校内部からは魔術種の潜む気配。討伐に向かうシーナと練介。生き残りを賭けた次なる戦いの火ぶたが切られる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
16
2巻もかなりいい感じ。どうにもならない。台無しになってしまったもの。練介は止まらない。シーナが可愛くていい感じ。今後の展開も楽しみ。2021/01/17
TERU
12
今巻からイラストレーターがコダマ先生からニリツ先生に変更となりました。コダマ先生が描くダークエルフは至高でしたが、ニリツ先生も最高にきます。 この作品を簡単に紹介すると、主人公の世界に異世界から色んな種族が転生してきて、人間とバディを組み、残り1種族になるまで殺し合いをする。F◯te的なバトロワ作品です。 日常からシームレスにバトルに移っていく流れの自然さが気持ち良すぎます。今回の敵は中々トリッキーな相手ですが、壊れた人間の狂気を孕んだサイコな感じが最高。2021/02/01
のれん
11
本作は伝奇ものとしての性格を強めることで、特徴を深めている今時珍しい作品だ。 主役の異常性(変態性ともいう)も1人のダークエルフに魅入られたから。 他者への愛は決して特殊な感情ではなく、自己愛から生まれるものでもあると思うが、それを否定してしまう異種族同士の恋はまさに運命と呼ぶべきなのかも。 初期の『ブギーポップ』を思い出す純粋さ。ダークエルフを始めとした性癖は捻れまくってるが、それは作者と好んで読んでる読者のせいということでw2021/01/17
げいるさん(煩悩)
11
化けた 読了2h 見事に化けてくれたよ。一巻の時とは文のとっつきやすさが格段に上昇。すごく読みやすくなった。経路としてはfate/zeroみたいな感じ。今回も個性豊かな魔族が出てきました。日常系の要素もしっかりと取り入れながらも、バトル面では文句のつけようもない周到さ。前半の伏線もしっかり回収していて感動しました。今回は前回よりもさらにディープになっていました。むごい描写や、過去、痛いほど共感できるところもたくさんありました。いかれているキャラに、なぜか感情移入ができてしまった。これは傑作。2021/01/12
真白優樹
10
新たな敵の予感に迎撃の準備を整える中、整備科所属の後輩、万離の告白が新たな戦いの呼び水となる今巻。―――空虚なる強欲にぶつけるは、愛故に生まれし新たな欲。色々な意味で人間を逸脱しバケモノとなっても尚、人間らしい思いは捨てきれぬ。そんな無数の思いが巡りぶつかり合う巻であり、練介の覚悟の段階が一つ上がり更なる力が目を覚ます、仄暗くどこか陰鬱な戦いの独特の面白さがまた大きくなる巻である。二つ目の戦いを制し、新たな力を得て。そんな練介へと齎された新たな組織からの連絡は何を呼ぶのか。 次巻も須らく期待である。2021/01/15
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