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内容説明
願いが叶うチケットがあるという。それは学校伝統のチケットで、使用者の願いを叶えるのだ。そのチケットを手にすることができるのは男子に限られ、そして願いを叶えるのは同級生の女の子だという。その名は―おっぱいチケット。…伝説は本当に存在する。―揉むか揉まれるか。“夢と希望”、そして“絶望”が表裏一体となった伝説のゲームが幕を開ける!『扉の外』『アトリウムの恋人』の土橋真二郎が贈る、最新“ゲーム”小説。
著者等紹介
土橋真二郎[ドバシシンジロウ]
『扉の外』で第13回電撃小説大賞“金賞”を受賞し、念願の作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
42
“コンプリートすれば、女子のおっぱいを揉むことができる”という、男子の夢と希望の詰まったおっぱいチケットを巡るゲームを描く。土橋さんの普段の“特殊なゲームを通して、人間の心理を描き出す”という作風の、“人間の心理を”の部分を“おっぱいとパンツの真理を”に置き換えたような作品。いやあ、お馬鹿すぎるね。普段のように真面目にゲームに向き合う主人公を描くもんだから、よりその滑稽さが浮き彫りになっている。男子なら大半が好きなはずのおっぱいとパンツを、ひたすら真面目に崇め奉っていた作品だった。2013/04/13
まりも
40
作者らしいといえばらしい作品だったかな。おっぱい、それは青春を過ごす男にとってロマンあふれるもの。真剣に必死になるからこそ疑心暗鬼の状況が生まれる。読んでいてこいつらバカやろと思いながらもこれは良いバカだわ。ただいつもの土橋作品のような緊張感が無くギャグも突き抜けてはいないので中途半端になってかなといった印象。バカ作品としては非常に良かった。2014/02/08
ゴローさん
37
設定としてはかなりふざけた感じですが、そこは土橋先生。焦燥感がハンパない。ゲーム性が非常に高く、途中イベントも盛りだくさんで楽しめました。そしてなにより女の子のおっぱいへの情熱やパンツの執着心が恐ろしい。パンツ軍人将棋の女の子の羞恥に満ちた表情が最高に興奮しましたwやはり女の子は恥じらいの表情が一番可愛い!!おっぱいを揉めるかもしれないと言う希望があるだけにチケットが揃わない時の絶望感が倍増しこっちまで息苦しくなってしまいます。個人的にマリたんが好きだったのでコンプリートされた時は本気で嘆きました…2013/09/22
ほーりえ
37
10枚揃えるとクラスメイトのおっぱいを揉めるチケットを巡る、男子高校生の戦い。いや面白かった。こういう、全力でバカをやるお話は大好きです。 まさかパンツを量子の世界で語るとは・・・。シュレーディンガーのパンツには思わず吹いた。 これを電車の中で読んだのは間違いでした(笑)2013/07/08
リプトン
23
これはひどい(褒め言葉)。くだらない馬鹿なことを真剣に大真面目に取り組んでいて、ところどころに緊迫感や心理状況など土橋先生らしさが見えましたが、やってるゲームはエクストリームスカートめくりやパンチラ軍事将棋というシュールさに笑えましたね。おっぱいのために主人公中心に男子達の必死さがすごく、悩み葛藤し熱くなる姿が馬鹿でアホなんだけど、そんな様子が最初から最後までずっとで突き抜けててよかったです。くだらないといえばそれまでだけど、そんなくだらないノリを笑いながら楽しく読んでいける作品だと思いました。2013/04/23