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内容説明
深海に放棄された研究所で、自分を人間と信じる少年型ロボのトウは一人で勉強する日々を送っていた。ある日無口なお手伝いロボがうっかりしゃべってしまい、寂しかった彼は大喜び。所内に突如現れた自分より年上の人間とふれあい、成長していくものの、建物外の海の世界に生命の死を見たことで、自分の存在について思いを巡らすようになる。ひそかにトウを観察していた科学者たちはその行動に一喜一憂し、常に彼のそばにいるお手伝いロボもまた、苦悩を抱えながら彼を見つめていた…。ネットで人気の楽曲をテーマにした小説コンテストの優秀作6篇を収録した、新感覚アンソロジー!
著者等紹介
まちす[マチス]
名古屋生まれ。埼玉育ち。コンポーザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サキイカスルメ
5
ヒロイン不足で酸欠になりそうだったところに、救世主として現れたヒロインは球体ロボットでした。いや、きみは可愛かったですよ。動画アクアラボ循環少年をテーマにした小説コンテストの優秀作短編集。共通事項は、ロボット少年トウ、お世話をする球体ロボットのきみ、循環する機械少年といったところでしょうか。メイン登場人物と舞台が決まっているので、立て続けに読むとちょっと飽きてしまうかもしれません。あとは、本気でヒロイン不足です。女の子をください(おい)煩い子守唄とボクはキミの××番目のエラーが、好きだったかな。2014/05/31
狐影@血液サァン
1
なんというか、切ないです。。ロボットなのに自分は人間だと思っている。そして10年しか生きられず、意識を失う時にやっと自分がロボットだったことを思い出す。。 読んでいてちょっとうるっとなりました。。。2015/01/08
DTiGeR
1
何と言うか、こんなスタイルの作品は正直見たことがないんです。似たような物を並べよう~といわれたたぶん、ロボット素材の適当な作品を名乗るかもしれません。「トウ」の魅力よりも確かに球体ロボットのほうが魅力的でした。読むはじめにはアンソロジー作品だってことを忘れてて”1章と2章が微妙に設定違いがあるのかな?”と思ったんです。(なんじゃそりゃ)2014/06/29
白狐
0
アクアラボを舞台とした短編集。どの話も面白く、泣けました。(涙脆い?)1話1話、話が違くて楽しめました。
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