出版社内容情報
写真館を営む父を亡くした雪子は、東京・大井町に佇むスナックを訪れた。店じまいを手伝ってくれた青年・曜に預けていた、鍵のかかったキャビネットを受け取るためだ。中には父にまつわる思いがけないものが入っていて……(「永遠の感謝~カリフォルニア・レモネード」)。古物商とスナックのオーナーという二足の草鞋を履く曜は、昭和レトロな品々に宿った思い出を紐解き、心にしみるカクテルをそっと差し出す。感涙の連作短編!
内容説明
写真館を営む父を亡くした雪子は、東京・大井町に佇むスナックを訪れた。店仕舞いを手伝ってくれた青年・曜に預けていた、鍵のかかったキャビネットを受け取るためだ。中には父にまつわる思いがけないものが入っていて…(「永遠の感謝~カリフォルニア・レモネード」)。古物商とスナックのオーナーという二足の草鞋を履く曜は、昭和レトロな品々に宿った思い出を紐解き、心にしみるカクテルをそっと差し出す。感涙の連作短編!
著者等紹介
上田健次[ウエダケンジ]
1969年生まれ。東京都出身。2019年、第1回日本おいしい小説大賞に「テッパン」を投稿。21年、同作を加筆修正しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
144
架空の店だとわかっていても、行ってみたいなと思ってしまう。そして、忘れかけてる昭和レトロの物を見て、懐かしいなと思ってしまう自分が想像してしまう。曜くんの料理をアテに、真央ちゃんにジントニック、ソルティドッグ、オールド・パルを注文して作ってもらって飲んでみたい。それと“モナミ”のナポリタンも食べてみたい。曜くん、本当の優しさの塊のような物を持っている男だね。温かく、優しくもあり、時にはしんみりとしたいい話ばかりの連作短編集でした。2026/04/19
おしゃべりメガネ
101
上田さん作品初読みで連作短編集になります。まず何よりタイトルにグッと引き寄せられてしまいます。'レトロ'と'スナック'ってある意味最強ですよね。昭和の雰囲気が漂うレトロなモノの元に現れる不思議な青年「曜(よう)」は実は古物商。そんな彼はスナックのオーナーでもあり、謎は深まるばかり。事業をたたもうとする主とのやりとりの中で、懐かしい思い出がたくさん宿っている品々の素晴らしいドラマを綴ってくれています。そして締めにはスナックでココロにグッとしみるステキなカクテルが登場し、ほっこりするコトができてサイコーです。2025/02/08
KAZOO
99
上田さんの新しい作品で、今までは銀座の文具店、新井薬師の銭湯が主な舞台でしたが、今回は大井町のスナックがメインとなっています。主人公もスナックの店主ですがそのほかの副業が古い家具や物品を求めてそれを必要とする人々に提供しています。またそのスナックのマスターが女性で様々なカクテルを顧客の気持ちに応じて提供します。ほかのシリーズと同じような感じですが楽しめます。2025/11/24
fwhd8325
74
とてもよい物語でした。上田さんの作品はデビュー作「テッパン」以来です。全部で5つのエピソードですが、どれもいいリズムで読むことができます。大井町、レトロと、感覚が合っているのかもしれません。2025/12/23
優希
47
古物商とスナックのオーナーという二足の草鞋を履く曜。昭和レトロの思い出から心に沁みるカクテルを作るのが素敵だなと思いました。関わる人も皆あたたかい人たちばかりでほっこりしました。連作短編なので読みやすかったです。2026/03/19




