朝日新書<br> 新型格差社会

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朝日新書
新型格差社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 195p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951205
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

格差は現象? いいえ、人災です――。コロナで可視化された〈家族〉〈教育〉〈仕事〉〈地域〉〈消費〉の五大格差を徹底省察し、令和日本のあるべき姿を緊急提言。格差是正の実践こそが、人生100年時代の世界共通語となる。日本が階級社会に陥る前に、格差を直視し分析することが肝要だ。家族社会学の第一人者による令和のリアルがここに!◎目次より【第1章】家族格差?戦後型家族の限界  若年女性の自殺者数増加/ますます加速する少子化/夫婦間で広がる愛情格差/新型ドメスティック・バイオレンス etc.  【第2章】教育格差?親の格差の再生産  世帯減収による学習格差/コロナ禍が広げる教育力の差/デジタル格差、コミュ力格差、英語格差/小学四年生で人生が決まる? etc.【第3章】仕事格差?中流転落の加速化  エッセンシャルワーカーとリモートワーカー/持つ者と持たざる者の分断/観光業と飲食業の勝ち負け実況 etc.  【第4章】地域格差?地域再生の生命線  高学歴者の出身地/「住宅すごろく」が機能しない/教育と年収と地価の関係/自己責任論がつくる階級社会 etc.  【第5章】消費格差?時代を反映する鏡積極的幸福と消極的幸福/承認のための消費物語/個人消費の台頭/家族と個人の限界の先に/アイデンティティ消費へのさらなる期待 etc.

内容説明

日本が階級社会に陥る前に、格差を直視することが肝要だ―。広がる格差から目を逸らし続けていた平成期。コロナ禍が可視化させたその実態は、もはや不可逆的なものなのか?格差是正の実践こそが、人生100年時代の世界共通語となる。“家族格差”“教育格差”“仕事格差”“地域格差”“消費格差”、これら五大格差を直視し、統計やフィールドワークを分析しながら、「格差を認め、それを踏まえた新しい形」を省察する緊急提言書。家族社会学&感情社会学の第一人者による令和日本のリアルがここに!

目次

第1章 家族格差―戦後型家族の限界
第2章 教育格差―親の格差の再生産
第3章 仕事格差―中流転落の加速化
第4章 地域格差―地域再生の生命線
第5章 消費格差―時代を反映する鏡
おわりに―令和の格差のゆくえ

著者等紹介

山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
1957年、東京生まれ。1981年、東京大学文学部卒。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

112
「パラサイト・シングル」や「婚活」という言葉を生み出した山田先生らしく、コロナ禍を経て、家庭格差・教育格差・仕事格差・地域格差・消費格差がどう変わったかを、鋭く分析する。本来、必要不可欠で崇高な業務なのに、エッセンシャルワーカーとして序列差をつけられたり、東京の人口が初めて転出超過になり受け皿となる地域間格差が発生したり、コロナ禍は、明らかに格差を拡大し固定化しようとしている。こんな状況の中でも、「自己責任論」を唱えて格差社会を巧妙に正当化しようとしているエリート層の精神に卑しさに、私は強い憤りを覚える。2021/05/04

rico

92
家族、教育、仕事、地域、消費の5つの側面から、広がりつつある「格差」の実情に迫る。正直目新しい内容はないけど(だからこそ読んでてしんどいのだが)、少しづつ進んでた格差拡大が、コロナで一気に社会の根幹を揺るがすレベルまできている現実。もしかしてポイントオブノーリターンを越えてしまった?「自己責任」では乗り越えられない格差があることに向き合うことから始まると著者は言う。その上で未来に芽吹くはずの種を育てること。でも結局、乏しい資源の分捕り合戦になる。「不確かな明日」はどうにも分が悪くて、楽観するのは難しい。2022/05/20

きみたけ

77
著者は中央大学文学部教授の山田昌弘先生。コロナ禍が可視化させた広がる格差の実態に、家族社会学の第一人者が統計やフィールドワークを分析し「格差を認め、それを踏まえた新しい形」を提言した一冊。「家族格差」「教育格差」「仕事格差」「地域格差」「消費格差」の5つの章で構成。全般的になるほどなと思いましたが、「住宅すごろく」(幼い頃は実家に暮らし、10台後半は下宿やアパート暮らし、20台後半で結婚して社宅や賃貸マンションに住み、30台で夢のマイホームを手に入れてゴール。。)に自身が当てはまっていて笑えました。2023/02/22

skunk_c

74
タイトルから分かるとおり、新型ウイルス騒動による格差社会の変容を簡明に述べている。ネットでも手に入るデータなど、通常あれこれ自分で考えていた内容と大きな差はなく、特に新しい考え方が得られたわけではなかった。しかし本書の魅力は、こうした内容をトータルに、実にわかりやすく整理して述べていること。これって、意外と難しく、さすが「パラサイト・シングル」の造語を生んだ著者だけのことはある。「家族消費」の重要性を説き、生活の質を如何に確保するかというところに、格差からの一つの出口があるのか。若者達の将来が気になる。2021/06/18

よっち

48
コロナで可視化された〈家族〉〈教育〉〈仕事〉〈地域〉〈消費〉の五大格差を省察して、今後どうなっていくのか、どうあるべきかを考える一冊。コロナで顕在化した少子化、愛情格差、新しいDVといった家族格差、世帯減収による学習格差、デジタル格差、コミュ力格差、英語格差などの教育格差、働き方の仕事格差、教育や医療といった分野での地域格差、積極的幸福と消極的幸福の消費格差など、時代の変化を分かりやすく解説しつつ、それを踏まえて今後どうあるべきなのか、自分はどうすべきなのかを意識して考えていくのに参考になった一冊でした。2021/06/26

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