内容説明
安徳帝を連れて福原へ遷都した平家一門だが、隆盛を極めた平氏の栄華にもかげりが見えはじめた。平家打倒に燃える頼朝、義経、木曾義仲ら源氏の軍勢に圧倒され、一門は無残に敗走、西国へと都落ちする。そんな戦乱の中、女たちもまた一門のために力の限りを尽くすのだった。新たな歴史絵巻として世に問う、著者畢生の超大作。
著者等紹介
宮尾登美子[ミヤオトミコ]
1926年、高知県生まれ。中国東北部(満州)で敗戦を迎えた後、故郷に引き揚げる。73年、『櫂』で第9回太宰治賞、79年、『一絃の琴』で第80回直木賞。主な作品に、『連』(女流新人賞)『寒椿』(女流文学賞)『序の舞』(吉川英治文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てつ
45
平家都落ちを経て、物語は佳境へ。四へ。2017/08/26
ゆうこ
4
清盛が亡くなり、義経が平泉に行き、頼朝が鎌倉で起ち、そして平家が都を落ちる。一門の大きな柱を失った時、その柱を支えるのではなく、過去の栄光にぶら下がり、いつまでも現実を見ようとしない。それが平家を都から去らす理由のように思う。いよいよ壇ノ浦。どうなることやら。2016/02/08
読書実践家
4
上皇ら院の勢力との関わりは避けられない。平家にも暗転の兆しが見えてくる。2015/12/07
綾月
0
【蔵書】2007/06/14
alpha_zero
0
清盛が亡くなってから積んでたんだけど、大河を機会に続きから。そして滅亡へ…。二位尼御前の「女のネットワーク」がここからどう生きるかが楽しみになってきた。2012/01/13