内容説明
昔ばなしはいつの時代も、大人から子どもへ口承で受け継がれてきました。疎開先で近所のおじさんから昔ばなしを聞いて育った著者が、今も頭の中にある300ほどの中から、とっておきのおはなしを季節ごとに編集しました。昔ばなしや民話に興味がある方、素話や語りをされる方に向けて口語で平易な表現での語りになりました。子どもたちに向けて語るときのちょっとしたヒントや工夫も紹介しています。おなはしは福島弁で書かれていますが、もちろんご自身の土地言葉で語ってください。またコラムでは、親御さんへ向けて子育てのアドバイスも。
目次
春のおはなし(みみずとへび;飛脚とうわばみ ほか)
夏のおはなし(蛙ぼたもち;大きなく・ち・び・る ほか)
秋のおはなし(子守泥棒;橋役人 ほか)
冬のおはなし(歳神様;笠地蔵 ほか)
著者等紹介
藤田浩子[フジタヒロコ]
1937年東京生まれ。疎開した福島県三春町で、「畑のおじさん」から昔ばなしを聞いて育つ。95年から20年間、毎年渡米。アメリカのストーリーテラーたちの招待で、アメリカの子どもや大人に、日本の昔ばなしやわらべ歌を紹介したり、またアメリカ在住の日本人の招待で、日本人学校などにも昔ばなしを届けてきた。国と国をおはなしでつないだという功績が認められ「ストーリーブリッジ賞」をはじめ、アメリカでの受賞多数。幼児教育に携わって60年。今も、頭の中にある300話余りの昔ばなしを、子どもや大人に語っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
anne@灯れ松明の火
おはなし会 芽ぶっく