岩波現代文庫
テロリスト群像〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 378p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006031503
  • NDC分類 986
  • Cコード C0136

内容説明

ロシア専制政府に止めを!セルゲイ大公暗殺に成功した戦闘団は、次々に標的を定め、テロを決行する。しかし最高指揮者アゼーフは権力側との二重スパイだった…心優しきテロリストたちを死地に追いやった冷徹な指揮者サヴィンコフが、詩人の感性をもって書き綴った、ドストエフスキー等のロシア文学理解に不可欠の記録。

目次

第1章 ドゥバーソフ、ドゥルノヴォー暗殺未遂(労働者義勇隊との接触;二つの道―第一回社会革命党大会;テロ再開へ ほか)
第2章 逮捕、逃走(逮捕さる;脱出なるか?;スリャチツキーという男 ほか)
第3章 アゼーフ裏切りの暴露(アゼーフ告発の手紙;ブゥルツェフとバカイの証言;名誉裁判 ほか)

著者等紹介

サヴィンコフ[サヴィンコフ][Савинков,Б.]
1879‐1925年。詩人・作家ロープシンの本名。エス・エル戦闘団を指揮して、モスクワ総督プレーヴェ、セルゲイ大公の暗殺に成功。1917年の革命の後、白軍の武装蜂起を指導し、逮捕され死去

川崎浹[カワサキトオル]
1959年早稲田大学大学院(露文学)修了。ロシア文学者。早稲田大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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