内容説明
チュニジアの首都チュニス。穏やかな兄ヤーシーンと、怒りんぼの妹アーイダ。それぞれの日々と、アーイダの恋を軸として描かれる現代の、そして古き良き時代の、人びとの生活や街の風景…。「幸せのかたち」が静かに、鮮やかに浮かび上がる。
著者等紹介
ヤヒヤ,エムナ・ベルハージ[ヤヒヤ,エムナベルハージ][Yahia,Emna Belhaj]
1945年、チュニス生まれ。ソルボンヌ大学・大学院で哲学を専攻。哲学教師などを経て、権威ある公的文化機関であるチュニジア・アカデミー(「知識の館」)館長を務める(2005年退職)
青柳悦子[アオヤギエツコ]
筑波大学人文社会科学研究科教授(文芸・言語専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Porco
2
フランス語で書かれたチュニジアの小説の邦訳。なんだかよくわからないと思いましたが、アカデミックな人というか、インテリな人が書いたのですね。2015/04/07
takao
1
チュニジアをめぐる小説2017/06/05
窓
0
何度も読むうちに少しずつ輪郭が掴めてくる。一見難解だが、ヤーシーンかアーイダに共感できればスルスルと引きこまれてチュニジアの生活の中へ。全部読まないとわからない。ヤーシーンのような忍耐強さを必要とする。白コーヒーとレモネードを想像すると読後感がキリッと引き締まるような。2018/07/30