海の底

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海の底

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  • サイズ B6判/ページ数 451p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840230926
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

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内容説明

横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ少年少女の運命は!?海の底から来た『奴ら』から、横須賀を守れるか―。

著者等紹介

有川浩[アリカワヒロ]
高知生まれ。主婦として関西暮らし十有余年目。第10回電撃小説大賞大賞受賞作『塩の街』にて作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kazu@十五夜読書会

224
3部作の二作品目読み終えた。感動した!。レビューいらんでしょう?読んで下さい。『お姉ちゃんっ!』翔のこの一声だけで、この本の感想はよしとする。追記:『クジラの彼』先に読んでいたが、望❤夏木 『初めまして、~』から始まる新たな出会い素晴らしい!。『クジラの彼』文庫版購入していたが、本をきっと大事にして読んでいただけると信じる方に譲りました。 2013/03/06

青乃108号

200
良い作品です。巨大甲殻類の突然の進撃に対抗する、警察並びに機動隊の終始押され気味の戦闘状況。潜水艦内に緊急避難した子供達。どちらも閉塞的舞台だがダレる事なくグイグイ引き付けてくる筆力に感心。子供達の成長と恋愛感情までからめて、数々の印象的な場面が心に残る。後半遂に出撃した自衛隊の活躍に胸が踊り、サヨナラ満塁ホームランのような圧倒的なカタルシスを味合わせてくれる。読んで損はない作品です。2022/08/09

しゅわ

169
【図書館】文庫で読んだ有川さんを単行本で再読!祭り中。横須賀に巨大化したザリガニ?が襲来!という…いつもにも増してトンデモナイ展開から始まる本作。コンセプトは「潜水艦で十五少年漂流記」とのことですが、海上自衛隊のお話のハズなのに、主役?の潜水艦は全く動かず、がんばって戦ってるのは機動隊じゃん!と心の中でツッコミ。でも、「図書館戦争」の二人にも通じる夏木&冬原の絶妙なコンビネーションや、警察やオタの人達の“かっこよさ”、子供たちの葛藤など読みどころ満載です。2013/05/13

しろいるか

153
『クジラの彼』を先に読んでの本作。甘いストーリーを期待して読み始めたら予想外の非常事態で驚き。人喰いエビ、怖すぎる!レガリスに襲撃された描写がグロくて閉口したが、きりしお内部での冬原、夏木と子供たちとの6日間は楽しく読めた。不自由な生活を強いられながらも自分たちの代わりに命を落とした艦長のことを思い、次第に変化していく子供たちの心理が丁寧に描かれてて。圭介もあれでよかったと思う。圭介母はレガリスの餌食でも良かったんじゃ・・(失言)ラスト「私のことは忘れて下さい」から始まる今後を想像して悶えました(笑)2010/03/07

ちはや@灯れ松明の火

138
横須賀を襲う巨大ザリガニの大群。怪獣パニックに自衛隊の社会的立場の微妙さと密室内の少年少女成長譚が絡み合う。機動隊や自衛隊は外で物理的に敵と戦い、不良自衛官コンビは中で精神的に闘う。過剰な富栄養化によって肥大化凶悪化するのは甲殻類も人類もさほど変わらないようだ。『きりしお』という殻を脱ぎ捨てて青空の元へ帰還した時、5日前の自分からきっと進化している。2009/07/08

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