新潮文庫<br> ソロモンの偽証〈3〉第2部 決意〈上〉

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新潮文庫
ソロモンの偽証〈3〉第2部 決意〈上〉

  • 宮部 みゆき【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 新潮社(2014/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101369372
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

あたしたちで裁判をやろう――。クラスメイトの死の真相を知るため、藤野涼子は中学3年有志による「学校内裁判」開廷を決意する。

あたしたちで真相をつかもうよ――。二人の同級生の死。マスコミによる偏向報道。当事者の生徒たちを差し置いて、ただ事態の収束だけを目指す大人。結局、柏井卓也はなぜ死んだのか。なにもわからないままでは、あたしたちは前に進めない。そんな藤野涼子の呼びかけで、中学三年生有志による「学校内裁判」が幕を上げる。求めるはただ一つ、柏木卓也の死の真実。

内容説明

二人の同級生の死。マスコミによる偏向報道。当事者の生徒達を差し置いて、ただ事態の収束だけを目指す大人。結局、クラスメイトはなぜ死んだのか。なにもわからないままでは、あたし達は前に進めない。だったら、自分達で真相をつかもう―。そんな藤野涼子の思いが、周囲に仲間を生み出し、中学三年有志による「学校内裁判」開廷が決まる。求めるはただ一つ、柏木卓也の死の真実。

著者等紹介

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。’07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

472
(承前)学校内裁判開催を決意した藤野涼子は、面子を守ろうと慌てた大人たちの無理解と妨害にさらされる。一方で涼子の行動をきっかけに己の過去を反省し、協力しようとする者も現れる。そうした面々の言動は滑稽で喜劇的だが、いい年をして何を学んで来たのか情けなくなる描写が効いている。裁判の準備を進める生徒側に自殺した同級生の元級友が参加して次々と情報を掘り起こしていく有様は、都合良すぎではあるが溌溂とした若さと行動力で読者を引っ張る。多数の登場人物を明快に書き分ける作者の筆は見事で、長さを感じずに読まされる。(続く)2022/05/07

yoshida

379
藤野凉子は真実の解明に向けて「学校内裁判」を、かつてのクラスメイトに提案する。一気に登場人物が増える。大出俊次の弁護人、神原和彦の底が知れない。野田健一は立ち直りを見せる。大出家の火災はプロの放火の仕業となり、謎が謎を呼ぶ。大出俊次や橋田祐太郎の内面も明らかになる。中学生に対し茂木記者は嫌らしい。三宅樹理と母の動揺で茂木記者は、告発状の犯人を知る。森内の冤罪を武器に茂木記者と渡り合う藤野凉子に感嘆する。三宅樹理が浅井松子の死を利用する予感。大人も中学生も内面がリアルに描かれ読ませる。さすが宮部みゆき作品。2015/04/20

まりも

373
柏木卓也の死の真相を巡る物語の3冊目。藤野涼子の提案によって三年有志による学校内裁判が始まる話。ようやく物語が動いてきましたね。核心に近づいた事で、この物語の論点が何となく見えてきた感じがしました。中学生とは思えない行動力と優秀さには脱帽するばかりです。この純粋な思いは危うさと頼もしさを感じますね。弁護人となった神原君の真意は未だ謎のままですが、彼の思惑が「学校内裁判」にどのような影響を与えるのかが今後の重要なカギになりそうな予感。展開が全く読めないので、次巻も非常に楽しみです。2016/03/17

ソルティ

312
このシリーズ手に取ったら一気読み確実。学校内裁判を行うため役割を決め必要な人に話を聞きに行ったり証人になってもらうためかけあったり。すごい行動力だし、この動きを通じて登場人物達が成長していくのがいい!大人はバカが多いけどね。中学生たち、カッコイイぞ。「「(前略)野田くんは、ああいうふうにおとなしく、無気力でダメダメなふりをしてるだけなんじゃないか。なぜそんなふりをしてるのかわからないけど、あれは仮面じゃないかってさ」(中略)「今のおまえ、カッコいいよ。それが本来の野田健一なんだろ。ずっと隠してたんだな」」2019/05/04

hiro

256
いずれも500ページ越える文庫版の第三巻まで読み終えたが、本当に読み出すと止まらない。どうすれば「学校内裁判」なんて起せるのか全く想像できなかったが、涼子の思いは、この「学校内裁判」に向けてみんなを動かしていく。その中で藤野家、柏木家、大出家、野田家、三宅家の家庭、元教師も含む教師、そして警察官、ハウスキーパーなど関係者について丁寧に描かれていて、そして突如再登場した神原和彦も含めて、物語は大きく広がっていく。この広がりがこの先どうなっていくのかと、読者をこの物語に引き込んでいく。宮部みゆきはすごい。2015/10/31

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