テロメアの帽子―不思議な遺伝子の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 109p/高さ 16X16cm
  • 商品コード 9784775300732
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0045

内容説明

私たちの体や生命を維持する基本物質、遺伝子、染色体、DNA、塩基…ゲノム。その性質やふるまいは、クレバーだったり、コミカルだったり、おどろおどろしかったり、かわいそうだったり、まるで、独立した生き物のようです。私たちの体の中のことなのに、あまりよく知らないゲノムの世界。…本書では、このゲノムが一人のキャラクターとして登場し、彼自身のことや彼が住む不思議な世界を紹介してくれます。

目次

溶けた泥棒
シュナのお仕事
テロメアの帽子
クロッスとオーベル
4人のボク
影泥棒
二度目の人生
溶けた泥棒2
死者の行進
絵本のなぞとき
不思議な遺伝子の基礎知識

著者等紹介

森川幸人[モリカワユキヒト]
筑波大学芸術学群卒業後、イラスト、コンピュータグラフィックス、コンピュータゲームなど、さまざまな分野で、アーティスト、デザイナーとして幅広く活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

41
遺伝子とかDNAとか染色体とかのことを絵本(?)仕立てで紹介した本。前で比喩話仕立て、後ろで具体的に解説という形式なので、理解しにくい。同時進行的に編集することは出来なかったのか?内容はいいのにもったいない。2011/12/04

mai

37
再読。話が悲しくてちょっと怖い。最後に解説がのっているけど難しい。絵がかわいくて好きです。2016/03/21

mya*

36
遺伝子、DNA、ウィルス…ミクロの世界の出来事を童話風に見事に味付け。キュートな絵に惹かれて読み始めたら、薄ら寒い話ばかり。あまりに好きなテーマばかりで、解説を何度も読み返してしまった。変態する細胞や宿主を渡り歩くウィルス、超面白い。医学の進歩は日進月歩。どこまで広がる可能性。どこまで叶うか人の欲望。問われる、人としての倫理観。 2012/02/01

キジネコ

35
一冊の本に30億の文字。その本が、120兆冊・・どこの図書館の話?これは世界のどこでもなく、僕らの体を作る為の情報が書き込まれたDNAという本、の話です。父と母から半分づつを分け与えられ 僕らは生まれるそうです。しかしながら 驚くことに その97%は眠らせたまま 僕らは わずか3%のDNAの恩恵しか使えていないんですって(^O^)遺伝子、染色体、DNA、塩基、そしてゲノム・・・ この「テロメアの帽子」は、むつかしい話を 実に簡単に説明してのけた不思議で すごくかわいい絵本です。2014/05/30

ラグエル

27
結構シュールなストーリーで、これはこれで完成していて、寓話的に読める話だと思う。最後にきちんと謎解きがあって、好感が持てる。解説も細かくなりすぎず、遺伝子の機能の世界を説明してくれている。淡々とした絵と語り口が、シュールで酷薄な世界にマッチしていて、大人の絵本って感じ。子どもには、無理かも。2011/12/13

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