【福岡本店】 ブックオカ激オシ文庫よりオススメの一冊『己惚れの記』
時は天保、水野忠邦の時代。己の武士道を貫いた侍がいた...。こう書くと蔵人がすばらしい人物で、剣豪でというイメージを持たれるかもしれない。実際は頑なで、間が悪く、言葉足らず...。しかし、そういう人物の方がいい。語らない姿が胸を打ちます。妻菊枝との関係…
2012.11.16 エンタメ 文学 感動の一冊 九州 ブックオカ2012
岡井崇之評 『ホーダー 捨てられない・片づけられない病』ランディ・O・フロスト、ゲイル・スティケティ著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 岡井崇之(東洋英和女学院大学国際社会学部)※「書評空間」2012年10月31日より「『片づけられない』は現代の病理なのか?」 テレビのニュースで度々特集されるテーマの一つに、「片づけられない病」「ゴミ屋敷」がある。これらの特集では、片づけ…
2012.11.14 くらし 掃除
『地図から消えた島々』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
明治末期に"発見"され日本領に編入された中ノ鳥島、一攫千金を夢見る冒険商人たちが探検を重ねたグランパス島...。実在はしないこれら日本列島南方海域の島々の、"誕生"から"消滅"までのミステリーを解きほぐす。問題です!(SE:ジャジャン!)かつ…
2012.11.12 社会
『ポルノ雑誌の昭和史』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
実話誌、通販誌、自販機本、ビニ本。ヘア、透け、ロリコン......。販路・表現とも現代のインターネット以上にゲリラだった。男の血肉となった昭和エロ出版裏面史。「それは書いてほしいな」。HONZ副代表の東えりかは11月の定例会で私の隣で、そう、つぶ…
2012.11.12
『オオカミの護符』 ~おしゃれなベッドタウンに潜む民俗学~【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
五〇世帯の村から七〇〇〇世帯が住む街へと変貌を遂げた、川崎市宮前区土橋。長年農業を営んできた著者の実家の古い土蔵で、護符がなにやら語りかけてくる。護符への素朴な興味は、謎を解く旅となり、いつしかそれは関東甲信の山々へ―。都会の中に今もひっそりと息づく、…
2012.11.12 社会 山岳信仰 民俗学
『オオカミの護符』 新潮社「波」1月号掲載【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
五〇世帯の村から七〇〇〇世帯が住む街へと変貌を遂げた、川崎市宮前区土橋。長年農業を営んできた著者の実家の古い土蔵で、護符がなにやら語りかけてくる。護符への素朴な興味は、謎を解く旅となり、いつしかそれは関東甲信の山々へ―。都会の中に今もひっそりと息づく、…
2012.11.12 社会、民俗学 山岳信仰
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 これからの中国との関係を考える。 『覇権国家の正体』(11月11日 産経新聞) 『中国は東アジアをどう変えるか』(11月11日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」11月11日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の本をご紹介します。今回は、産経新聞掲載の『覇権国家の正体』と毎日新聞掲載の 『中国は東アジアをどう変えるか』の2冊です。11月8日から開催されている中国共産党大会では…
2012.11.12 社会 新聞書評
『クリーニング革命』プロフェッショナル 仕事の流儀好きにオススメ【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
幅5ミリ、350本もの高級ブランドのスカーフのプリーツを復元、シミの落ちないネクタイは一度ほどいて洗い縫い直す、高級プレタポルテからオートクチュールまで数々の高級ブランドから絶大な信頼を受ける店がある。クリーニング店らしからぬクリーニング店、それがレジュイ…
2012.11.12 ビジネス 社会 クリーニング
『江戸時代の天皇』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
政治的には無力だった江戸時代の天皇がなぜ幕末に急浮上したか。後水尾、霊元など学問や和歌を奨励した天皇は将軍に対抗して権威を高め、光格天皇は天明の飢饉の際に幕府に救い米を放出させた。孝明天皇が幕末、政治権力の頂点を極めるまで天皇はどんな役割を果たし、実質的…
2012.11.12 歴史 江戸幕府
『さいごの色街 飛田』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
遊廓の名残りをとどめる、大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾をのみ込む貪欲で多面的なこの街に、人はなぜ引き寄せられるのか!取材拒否の街に挑んだ12年、衝撃のノンフィクション。HONZに参加して以来、自分がどのような本を取り上げてきたのか、棚卸しなん…
2012.11.12 社会