文春文庫<br> 江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ

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文春文庫
江戸彩り見立て帖 天地をつなぐ

  • 著者名:坂井希久子【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2026/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167925321

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内容説明

引きこもり、夫婦の危機を「色」が救う!

引きこもりの息子、
夫婦関係に悩む妻──
江戸の天才カラーコーディネーター・お彩が
「色見立て」で救います!

いつも朗らかな塚田屋のお内儀、お春の様子がおかしい。
呉服屋を営む夫の吉原通いは相変わらずだが、これまでとは何かが違うと気を揉むお彩。
そんな折、お彩は、お春の生け花の師匠に色見立てを頼まれる。
一方、香乃屋のひとり娘、お伊勢の祝言の日も近づいてきて……。
天才的な色彩感覚を持つお彩の活躍を描く大人気シリーズ第五弾。

江戸の色彩の豊かさが話題の人気シリーズ待望の最新刊! 
天才的な色彩感覚の持ち主・お彩と、
食えない京男・右近の最強コンビが「色」で難問に挑みます。

※

「白と言っても、いろいろとあるものでしょう」
師匠の言葉に、頭を上げる。まさに今、お彩が思っていたことだった。
あらためて白の襦袢地を並べてみると、少しずつ色が違うのだ。
たとえば青みのある白は、雪色、月白、魚肚泊。
黄みがかっているのは卯の花色。
灰がかったものなら銀白色、雲井鼠、灰白色。   ──本文より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

79
江戸のカラー・コーディネーター・お彩が今作も色のセンスの良さを発揮すると同時に周りで起こる人と人の繋がりを描く。歌舞伎ファンのひきこもりの21歳の青年。ひきこもりの原因を聞いて色見立てによりあっさり解決。青年は今日も歌舞伎三昧の日々となる。お彩の友人が嫁ぐ日が近く白無垢の色見本「白は200色あんねんで」と言った芸能人がいたがまさに白も色々。最近のネタをきっちりはめた坂井さん、グッジョブ!茶摘みの歌詞にある<あかね襷に菅の笠>って襷の色が茜色の意味を初めて知る。そして、火事の怖さも改めて感じた第5弾。2026/08/27

ツン

59
お春の華道の師匠がお栄さん。「居酒屋ぜんや」のお栄ちゃんのその後?ってなって気になってしまいました(笑)2026/07/08

真理そら

42
火事やら祭りやら歌舞伎やら、今回の道具立ては江戸っぽいと言えるかも。塚田屋の主・刈安の拗らせっぷりがひどくてお春さんの我慢がいつまでもつか心配だ。今回は白の種類を学んだ。 2026/07/10

nyanco

39
シリーズ5巻。「贔屓の色」 贔屓している歌舞伎役者のものを思いっきり盛り込んで本人は大得意だったのが、粋じゃない、と腐されて引きこもりになった男。 彩の引き算の色見立てで粋な着こなしになったものの、また逆の大盛に…この顛末が面白かった。 「茜襷」祭りの踊り衣装の色見立て、時代考証や舞台設定も関わってきてなかなか大変。演じる二人の娘心が可愛く、彩の努力が実を結びますように。お春さんと苅安さんの離縁騒ぎも一旦、落ち着いたみたいで一安心。2026/09/12

kagetrasama-aoi(葵・橘)

35
「江戸彩り見立て帖シリーズ」第五巻。「天地をつなぐ」表紙絵の綿帽子の花嫁衣装を見て、お彩さん?と一瞬思いましたが、勿論違いますよね。というわけで、お伊勢ちゃんおめでとう!それから、塚田屋の次男刈安お春夫婦、どうにかならないかなぁと思いながら読んでいましたが、どうにかなりそうです、良かった良かった!刈安 ≒ 緑 ≒ 山繭の描写、何だか懐かしくて💧野山を遊び廻り、山野草や虫や繭etc.採って過ごした子供時代が脳裏に一瞬蘇りました。2026/09/11

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