内容説明
物心ついた頃から人を避けて生きてきた魔法使いソロン。ある日、預言者に「ソロン、おまえを勇者と認める」と告げられ、さらに王国からも勇者認定を受けたソロンは嫌々ながらも一人で魔王討伐を決意する。その道中、不慣れな旅で力尽きて倒れているところをエーヴと名乗るエルフに助けてもらい、一緒に旅をすることに。共に旅をする中でソロンはエーヴの人柄に惹かれ、少しずつ心を開き始めると同時に、自分自身が本当に心から求めていたものに気づき始めるのだが……。これは勇者ソロンとエルフの、世界を超えた小さな奇跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
60
いや〜良かったですね! シリーズの中で一番好きかも。 タイトル通り、ソロンが勇者だった時の世界線のストーリー。魔術師としての腕前は一流でも誰にでも苦手なものはあって。そんなソロンを導いたエルフのエーブとの旅の成長記録やちょっとした思い出。世界変革によって記憶は失っても、残るものもあると感じられるラストには感動しました。2026/06/04
和尚
40
ソロンの回。愚者でもあり賢者である描写が、自分を知り、また、知らないを知る事で変わっていく成長と変化が良かった。読後感も本当にいつも最高です。やはり好きなんですよね、面白かった。
こうしてそれぞれに主軸を置いて続いてくれると、勇者パーティ好きにとっては嬉しいですね。「ザックやレオンが結婚した後にでも」。よし、まだ後二巻は読めますね。楽しみにしてます!2026/05/31
よっち
29
人を避けて生きてきた魔法使いソロンが預言者に勇者だと告げられ、王国からも勇者認定を受けたソロンは嫌々ながらも一人で魔王討伐を決意する第4弾。信じられる仲間を集めることもなく、かといって自分の力も過信せず周到に準備して魔王討伐へ旅立ったソロン。しかしそれでも不慣れな旅で力尽きて倒れているところをエルフのエーヴに助けられ、自分自身が本当に心から求めていたものに気づき始める中、魔王との決戦で見せた2人のかけがえのない絆があって、やり直したことでその事実がなくなっても、ほのかに感じる想いがとても素敵な結末でした。2026/05/29
こも 旧柏バカ一代
25
賢者ソロンが勇者として選ばれた世界の物語。ソロンが菓子職人の娘と結婚する事が決まり、その準備をしている時に、王妃からソロンに執着しているエルフが王都に来ているとザックが知らされる。どうやらそのエルフはソロンが勇者だった時に共に旅をしていた存在だったらしい。だが、彼女は勇者の仲間ではなかった。エルフとオーク、ゴブリンが同じ妖精カテゴリーとは…2026/05/29
真白優樹
13
ソロンが勇者に選ばれ単独で旅立った世界で、旅の途中でエーヴと名乗るエルフに出会う今巻。―――初めての彼、抱くは悠久の執着。 人付き合いが苦手なソロンがコミュ障故にいらない苦労を抱え込んだり、エーヴと丁々発止なやり取りをしながら旅をする巻であり、ひねくれ者な彼の中、確かにそこにあった光に触れていく、どこか切なく淡い暖かさがある巻である。世界をやり直しても見守っていた、その思いは確かに彼に届いていた。懐かしい風に導かれた再会、その先に温かさがありますように。次はどんな勇者が描かれるか。 次巻も楽しみである。2026/05/31
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