内容説明
魔王討伐から数年後、王国で開催されている慰霊祭で亡くなった者たちに祈りを捧げる勇者たち。王都が祭りの喧騒に包まれる中、勇者はかつて旅の始まりで出会ったリュドニア国の姫と再会を果たす。少し緊張した面持ちで言葉をかける彼に、姫は冷たく重い声で「リュドニアの勇者を殺したのはあなたですか」と糾弾する。かの勇者が姫の兄であり王子だったことを思い出した彼は、心にかすかな痛みを覚えながら「王子を殺したのは魔物シェイプシフター。あなたもご存じのはず」と伝えるのだが……。これは旅の始まりで出会った、もうひとりの勇者と姫の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
105
Kindle。シリーズ3作目。勇者パーティそれぞれが魅力的だから勇者が軸でなくても面白い。なんとなく予想していた展開がどんどんひっくり返されていく快感が心地よい。物語としては1巻で完結しているので、魔王討伐の道中と討伐後の話を交互に出していけば何作でも続きそうな予感。2025/08/05
あっちゃん
84
一巻の勇者の話に戻る(笑)散々魔王とか勇者とか言ってるけどマトモに冒険してる勇者初めて見たわ!それにしても聖女マリア闇が深い( ̄ー ̄)2025/12/10
こも 旧柏バカ一代
77
勇者の旅路の途中の話。アレス(ザック)よりカリスマがあり、魔法、剣術も上な王子カルロス。彼はアレスが勇者認定される前まで勇者最有力と呼ばれていた存在だった。だが、彼の内心は。結末は何とも後味の悪い。そして、マリア怖! HPにて加筆。https://www.kashiwa1969.online/novel-daken-9-review/2025/05/30
オセロ
71
今回もだれゆうならではの面白さを堪能させていただきました。 内通者は予想通りでしたが、明らかにするまでの魅せ方は流石の一言。また、今まであまり描かれなかったアルスたらの旅の様子が描かれ、マリアがより好きになりましたね。そしてカルロスの生き様は勇者と呼ぶに相応しく、彼死のの真相は完全に予想外すぎて言葉が出ませんでした…。 2025/06/03
D
68
自分はこの3巻がまさにタイトル回収巻だと思いました。それもその犯人は・・・本当に皮肉でありボタンの掛け違いから生まれる悲劇のように思える。駄犬先生の美しい文章だから余計に心に来るものがある。2025/11/30
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