フリードリヒ・キットラーの理論 筆記、感覚、数

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フリードリヒ・キットラーの理論 筆記、感覚、数

  • 著者名:梅田拓也【著】
  • 価格 ¥6,380(本体¥5,800)
  • 東京大学出版会(2026/04発売)
  • ポイント 58pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784130160551

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内容説明

私たちはいまだフリードリヒ・キットラーを知らない
文化研究・メディア研究の巨人であるキットラーの理論を通時的・共時的に検証し、その連続性と変遷を体系的に描く初の試み。主要著作を五期に区分し、思想的背景とともに理論の全体像を明らかにする必携の書。


【主要目次】
序章 フリードリヒ・キットラーを引き継ぐために
第1節 問題の所在/第2節 先行研究/第3節 本書の読解方針/第4節 本書の構成

第1章 書き取りシステムの理論:一九七〇年代~一九八〇年代初頭
第1節 はじめに/第2節 キットラーの文学研究/第3節 キットラーの批評理論の背景/第4節 キットラーと戦後ドイツの文学研究/第5節 おわりに  

第2章 技術的メディアの理論:一九八〇年代前半
第1節 はじめに/第2節 キットラーの文学研究とメディア論/第3節 キットラーの技術的メディア論の背景/第4節 キットラーとメディア論的文学研究/第5節 おわりに  

第3章 メディアシステムの理論:一九八〇年代後半~一九九〇年代前半
第1節 はじめに/第2節 キットラーのメディア史/第3節 キットラーとシステム理論/第4節 キットラーと戦争/第5節 おわりに  

第4章 コンピュータの理論:一九八〇年代末~一九九〇年代
第1節 はじめに/第2節 キットラーのコンピュータ論/第3節 キットラーのメディア実践/第4節 キットラーとデジタルメディア論/第5節 おわりに  

第5章 ヨーロッパ文化史の理論:二〇〇〇年代
第1節 はじめに/第2節 キットラーのヨーロッパ文化史/第3節 キットラーとドイツ思想/第4節 キットラーと文化技術論/第5節 おわりに  

終章 フリードリヒ・キットラーに抗うために
第1節 総括/第2節 展望  

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぷほは

6
日本語圏では「難解」ということで断片的にしか触れられなかった思想家キットラーの体系的解説。『文化学の文化史』はクルティウスやドイツ歴史学の流れかと勝手に思っていたが、文化技術研究というドイツ人文学の文脈にあったとは。とにかく内容が恐ろしい程に明快で簡潔で、著者のあとがきには母に非専門家でも理解可能な表現になっているかを検討してもらったと書かれており、最後には戦争で進学が叶わなかった祖母に本書が捧げられている。これ自体が「書き取りシステム」の要素である核家族や戦争とメディアの再帰的関係を示すようにも思える。2026/03/22

Go Extreme

3
片的理解→全貌解明:主要著作÷5期=思考の連続性+変容を体系化。文学研究→メディア論への移行⇔メディア考古学:技術決定論的視座。筆記システム(1800年⇔1900年)+感覚(蓄音機+映画+タイプライター)+数(音楽+数学)=理論核心。人間マイナス技術=無:メディア=人間のアプリオリ。情報処理の物質性→精神科学批判。文字→アナログ→デジタル:段階的進化。技術+権力=ネットワーク形成。難解な巨匠:明快解説+詳細分析=生成AI時代必携書。過去+現在=未来予測。読解難易度マイナス→理解度プラス2026/04/26

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