内容説明
19世紀末の英国に颯爽と登場したハーバート・ジョージ・ウェルズこそは、現代SFの礎を築いた巨人であり、卓越した文明批評家であった。後世に多大な影響を及ぼした作品の中から5編を選び、雑誌掲載時のイラストを再録する。直径6メートルの鋼球にひとり乗り込み、人類で初めて8000メートルの海底を目指す男──表題作ほか、細菌研究者の身に降りかかった事件「盗まれた細菌」、とあるクラブ宿舎に現れたものの困惑するばかりの奇妙な幽霊「新米幽霊の話」、戦車の登場に10年以上先んじて書かれた戦争小説「陸の甲鉄艦」、5万年前の人類が送った過酷な日々を雄渾の筆で描く本邦初訳作「石器時代の物語」など。/【目次】盗まれた細菌/深海潜航/石器時代の物語/新米幽霊の話/陸の甲鉄艦/訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まさ☆( ^ω^ )♬
7
創元SF文庫 ウェルズSF傑作集の第三弾。タイトル作の「深海潜航」と、本書の半分くらいのヴォリュームである「石器時代の物語」が面白い。人類の祖先の日常を想像するのも楽しいですね。2026/05/14
晶
4
まるでウェルズは過去と未来を見てきたかのよう。2026/05/08
c3pomotohonzuki
2
深海8000メートルへのチャレンジ、石器時代の人々の日常、戦車を予測した話などSF5編。 特に表題作は、深海へ行くための鋼鉄球の潜水浮上の仕組み、深海で発見したモノなど、科学技術と未知への期待が詰まっていた。 「ぼくは新世界を発見したんだ!」2026/05/11
兼照
1
表題作の「深海潜航」、思いがけなくも出くわした神秘的な世界に魅入られる気持ち、わかるなあ。しかしその浮かされたような熱意は傍から見れば明らかな危険性もはらむ。ドキドキさせられるのとゾッとさせられるののバランスがうまい。2026/06/07




