内容説明
春休みを迎えた真昼と周のもとに、真昼を『ねえさん』と呼ぶ少年・慧が現れる。
思いがけない真実に動揺し傷つく真昼の代わりに、家族の秘密に迫っていく周。
彼女の痛みの分も大切にし、生涯守り抜くと誓った。
一方、慧の登場をきっかけに母と改めて対峙した真昼は、自分が抱えてきた孤独を見つめ直していた。
周の変わらぬ支えの中、ぬくもりに勇気をもらい、過去の記憶と向き合っていく決意を固めて……。
可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
D
42
今回もおもしろかったし考えさせられた。真昼の家族についての回。なるほどな。関係性や過去に起きたことに理解はできるし、納得感もある。それでも、母親があそこまで詰め寄ったり苦しめる資格はあるのかと思ってしまった。うまく言葉にはできないけど、結局、真昼サイドの親たちは理屈を語っていても、幼さがあるようにも見える。罪を犯したタイミングよりも前の段階で何かが止まっているような感じ。2026/03/20
よっち
24
春休みを迎えた真昼と周のもとに、真昼を『ねえさん』と呼ぶ少年・慧が現れ、思いがけない真実に動揺し傷つく真昼の代わりに、周が家族の秘密に迫っていく第12弾。母と思っていた人と真昼の状況を知って、両親に黙って事情を聞きに来た慧。動揺する真昼とともに迎え入れて一緒に話を聞き、迎えに現れた真昼の母・小夜から代わりに話を聞く覚悟を決める周。小夜が語る両親側の事情も想像以上になかなか壮絶で、真昼への対応があれだったとは言えいろいろ考えさせられるものがありましたけど、真昼自身がいつか向き合っていくしかないんでしょうね。2026/03/12
れっちん
12
ここ数巻の中では、一番響いたかもしれない。 突如『ねえさん』と呼ぶ少年・『慧』が現れてからの、 真昼さんの家族の話が少しずつ明らかになる。 いろんなものが、腑に落ちた。 ラストシーンの挿絵で泣いた。2026/03/15
真白優樹
10
真昼をねえさんと呼ぶ少年、慧の訪問から親たちの過去を紐解いていく今巻。―――背負わされた身勝手、巻き込まれた子供たちは何思う? 久しぶりのシリアスど真ん中、前巻で仄めかされた両親たちの闇を暴く巻であり、中々に壮絶で胸糞な昔話が語られる先、ひとつけじめをつける、更なる甘さの為の清算となる巻である。両親たちが進める復讐と贖罪、それは周や真昼たちには関係はなく。今は向き合う勇気はないけれど、それでも一つけじめをつけて。三年生という時節に踏み出す二人を待っている未来とは。 次巻も勿論楽しみである。2026/03/15
Takao
9
この巻も一気に読んでしまいそうなところを、もったいないのでセーブしながらの読書になりました。真昼の生い立ちについて、かなりの新情報が示された1冊でした。すべて明かされたわけではありませんが、母である小夜が真昼を忌避している理由もわからないではない、とは思いました。これだけの秘密が明かされると、読者としては謎が解明されていっそう真昼たち登場人物に愛着が増した反面、本作品のエンディングには確実に1歩近づいてしまったような寂しさも感じてしまいました。高校卒業の先も物語が続いていくのか、次巻いっそう気になります。2026/03/19




