内容説明
夏目漱石の長女との結婚の顛末を描いた松岡譲の幻の名著!
近年、文学者たちを主人公とするゲーム「文豪とアルケミスト」の登場人物としても人気が高い松岡譲。
本書は、夏目漱石の娘婿である松岡が夏目家の令嬢・筆子と結婚するまでのいきさつを描いた長編小説である。
筆子との結婚を望み破れた久米正雄が先に発表した『破船』により、当時の世間は、久米に同情。松岡は冷たい目にさらされた。
そして、結婚から10年--松岡自身がようやく結婚に至るまでの真実をもとに書いた小説が、本書と言われている。(※諸説あります)
トータル1,200ページにもおよぶ大作が、90年の時を経て、新仮名遣い・上下巻で再登場!
▼内容
夏目漱石の弟子であった松岡譲が、夏目家の長女・筆子と結婚するまでのいきさつ、親友を失い、仲間から孤立し、先輩を敵に回し、世間の非難を浴びたことを詳細に記した長編作品。
※本書は1928~31年に第一書房より刊行されたものを再編集して復刊した新装版を電子書籍化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ken
5
十年越しの悲願、幻の長編を手に取る。とんでもなく面白い。良くも悪くも松岡らしくないライトな作品で読みやすい。「文学的ゴシップ」といえば無粋だけど、そんな大衆小説として割り切って読むのが良い。フィクションであると承知しつつ、漱石とその門下、新思潮派のとりまきに関する歴史的資料としても興味深い。関口氏の評伝を読んだとき、松岡が文壇から抹殺された最大の原因は久米正雄で、彼を諸悪の根源だとさえだと感じたが、どうやら松岡自身に大きな原因がありそうだ。後編は、実家の寺や両親と松岡との確執から。ああ、楽しみすぎる。2021/02/09
カスコ
2
①めちゃくちゃ面白かったー!!!ってのが最初の感想。読み始めてからぐんぐん引き込まれていって、先はどうなるんだ気になる〜!ってお仕事から帰ってきて本を開くのが毎日の楽しみになってたくらい。先はどうなるんだもなにも結末はなんとなく知ってるので、それを念頭に読んでいたとしても普通に面白く、主人公の秋山はどういう行動をするんだろう、次は何に巻き込まれるんだろうなんて思ってワクワクが止まらなかった。2020/11/03
りりん
0
当時の木曜会、第三次新思潮のことが気になって購入しましたが、恋愛小説としてもめちゃくちゃ面白かったです…! 物語の始まりは人見の危篤から、主人公秋山の目線で進んでいくので暗めの雰囲気なのですが、その分随所随所で出てくる涼子さんがめちゃくちゃ可愛くて癒されます!本当にいじらしい…たまらん。。 この本で登場人物の人となり、立ち位置がかなり整理されるので、資料としても読む価値ありでした。2020/12/29
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