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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カイロス時間
7
O・ヘンリーの小説で読解を学ぶ。ヘミングウェイとはずいぶん違う文章。修飾の句とか節が長く、切れ目を瞬時に掴めないこと多し。ヘミさんの文章の刈り込みがいかに深いか分かるというもの。著者に関わらず難しいのは代名詞が指す対象の特定。文脈迷子にならないことが大切。それから句動詞の意味把握もタフ。単語は簡単だけど思わぬ意味をもっていて意表をつかれる。カジュアルな文章って難しいな…文法解説は前作と重なっている事項もあるけど、繰り返し理解することで知識の定着に役立つ。文法研究の奥深さが感じられる細密なレクチャーもあり。2022/04/18
琉寧
0
同シリーズの『ヘミングウェイで学ぶ〜』よりも語彙・構文の難易度がやや高く、口語が豊富に使用されているため、初級者より中級者向け。背景知識としての20世紀初頭アメリカ文化に関する説明が丁寧で、to不定詞等の文法に関する解説が圧巻。2022/09/30