内容説明
勉強も部活も恋愛も、のめり込めるものがなく退屈な毎日を送る中学二年生の美羽。このまま十代前半の日々を終わらせるのはもったいないと感じていたところ、同じ思いを抱える幼なじみの紗弥から万引きに誘われる。今を変えるには「スリル」が必要だ。紗弥と共にクラスの一軍女子グループと夜の街へと繰り出した美羽は、小さなスリルを重ねるうちにクラスメイトたちの秘密を知ってしまう。それは静かに美羽を高揚させ――。
本書は、2015年8月に新潮社より刊行された単行本『みんなの秘密』を加筆修正のうえ、改題し文庫化したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごみごみ
43
2015年に刊行された単行本『みんなの秘密』を文庫改題。つまり10年以上前に書かれた作品なのだが、イジメの動画が拡散されたり、誰もいない教室から財布の中の現金が盗られたり、教師によるわいせつ行為が明らかになったりと、最近報道されたニュースと酷似した内容が次々と出てきてゾッとした。スリルを求めて万引きを繰り返す女子中学生なんて、どんなふうに成長するのか末恐ろしいけど、意外とまともな大人になってその頃を懐かしんでたりして。いやいや立派な犯罪だから!いい子は絶対に真似しないでください。2026/03/16
りょう
7
中2って半端で思春期で難しいよなあ。自分が生きていても、難しかった。そして、オトナの世界があれこれ見えちゃって、嫌になるよ。2026/03/24
のじ
4
自分が中2だったころはどんなんだっただろう。あんまり覚えていないな。物語に出てくるこどもたちのあやうさに引き込まれて読んでしまいました。自分が中二の頃はそれなりに悩んだりしてもいたんだろうと思うけれど、どうだったのか。なんとなく共感できたりよくわからなかったり。2026/03/24
A
3
みんな残酷で不安定で、でもやっぱり子供。自分でいることは許されない、ってなんかわかるな。自分のクラス内での地位、自分がいるグループのカースト、わきまえて振る舞うことが求められる。目立つ子達に気まぐれに声をかけられる嬉しさ、ノリが悪いと思われたくない気持ち、とか色々思い出す。嫌なこともめちゃくちゃあったけど今思えば楽しかったのかな。2026/03/07
黒子のバスケ
0
★★★☆☆ 2015年『みんなの秘密』文庫改題。中二かぁ…。過ぎて仕舞えば悪も何もかもひっくるめて“青春”ですね。しっかり人間関係学んでちゃんとした大人になって欲しいと願って読了。2026/03/28




