内容説明
シッド・ハレー登場!競馬シリーズ最新刊!
“シリーズでも屈指の名シーンをぜひとも見届けていただきたい”
――阿津川辰海さん、絶賛。
傑作『大穴』『利腕』で活躍した名ヒーロー、シッド・ハレーが大きな転機を迎えるファン必読の〈新・競馬シリーズ〉第3弾。
失われた左手を移植手術で取り戻したシッド・ハレーだったが、新たな手を得たことで夫婦関係に深刻な亀裂が走ることになった。失意の日々のなか、騎手時代からの知人から、競馬の公正性を脅かす問題が生じているという命がけの告発が届いた。競馬界のルールの隙を突く企みゆえ、監督機関も容易に手が出せない。そんな敵をいかにして追いつめればよいのか?
移植された左手との「関係」に悩みながら敵の攻撃に立ちむかうシッドは、長年の相棒チコとともに古城での決戦に向かう――。
エンタテインメント小説のお手本というべき誇り高き英国スリラー、その珠玉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
23
〈新・競馬〉シリーズ。左手移植したシッド・ハレ―ですが、家庭の危機に。愛する妻が娘を連れて家を出てしまい、苦悩するのですが、このような危機に陥った理由もしかと分からないまま。そんな中で競馬界に新たな不正疑惑が。競馬界のために調査に乗り出すハレ―ですが、今回も大きな危険の渦に。移植した左手のために薬も欠かせない状態でもあり、家庭の危機と共に平行して描かれることでスリル感も倍増。しかしそれにしても最終盤の描き方が実に素晴らしい!思わず二度ほど涙がこぼれました。特にラストシーンは感動的だったなぁ。2026/03/05
西村章
3
『大穴』から数えて6作目のシッド・ハレーもの。チャンドラーなら『長いお別れ』の位置づけですね。今回はミステリとしての興趣にやや欠ける印象があるけれども、前作で示唆されていた左手移植手術が、その後の彼の日常生活と生きる姿勢にどんな影響を及ぼすのか、というところがむしろ本書の主題なのだと思う。なので、ラスト近くの第38節からが本当の読みどころ。そこまでの(やや冗長な)400ページ超はあくまでも長い長い助走で、428ページ以降で語られるシッド・ハレーが真の再生に至る過程、これがじつに素晴らしい。よい読書でした。2026/02/27
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