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内容説明
作家と、猫と、不思議な手紙と――…
深山杏之介は、小説家・高村紫汞先生の家で書生として暮らしている。
身の回りのお世話や先生宛に届く手紙を清書をしたりと、書生としての生活にも慣れ始めた杏之介。
そんな中、きゅうりを置き土産に河童の来訪があったり、雷とともに不審な男がやってきたり…。
まだまだ予期せぬ“不思議”に振り回されて――!?
「ふるぎぬや紋様帳」「雨柳堂夢咄」の波津彬子が贈る、流麗なる幻想譚!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
20
『あらあらかしこ』は三重構造になっている。書生の杏之介の日常と、小説家の高村が書く随筆の世界、ただしその随筆は高村宛てに届く手紙がもとになっているのだ。このような複雑な構造を、しかも読み切り短編として連作していくのは至難の業だと思うが、それを波津彬子はゆるゆるとした物語として編んでいるのだから凄い。今巻では「芝居小屋」のエピソードが一番印象に残る。読んでいて、落語を思い出した。上方落語には、狸の恩返し的な噺がいくつかあるのだ。2026/02/19
ネムコ
14
波津先生の本は見ているだけでも癒される。送り主のわからない手紙も文章が美しくてうっとり。書生君がこれからどんな道に進むのか、そして手紙の送り主は? 気を長くして続き待ってます。2026/02/22
しましまこ
14
今回も櫨染さんが素敵。深山君は一歩前進、がんばれ~。2026/02/17
P太郎 ̄(=∵=) ̄
13
白洲正子や遠野物語を連想しつつ、手紙の女性や物語がどこにいくのか、謎のまま。でも書生くんが、友人と同人誌に寄稿しようとして、成長している。急に振り出した雨を眺めている所や、早春のつくしや芽生えた野山の風情など、ちょっとした絵が素敵。2026/02/11
ざるめ
7
少し不思議でゾクッとするこの雰囲気が大好き!(*´∀`*)もちろん櫨染(ろぜんニャンコ)さんも大好き!(ΦωΦ)♪書生の深山くんの成長も楽しみ(^^)♪ずーっと読み続けていきたいシリーズ(о´∀`о)2026/02/28
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