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内容説明
その手紙が不思議に誘う・・・流麗幻想譚
著名な小説家・高村紫汞先生の書生として暮らし始めた青年・杏之介。
謎めく紫汞先生や貫禄たっぷりの猫・櫨染さんとの暮らしは
杏之介が驚くことばかり。
そんな中、先生宛に時々届く不思議な手紙を
杏之介は清書のため垣間見ることに。
先生が随筆の素材とするその手紙は、
各地で起きる不思議な出来事について知らせるもので・・・!?
「ふるぎぬや紋様帳」「うるわしの英国シリーズ」「雨柳堂夢咄」の
波津彬子が贈る、流麗なる幻想譚!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
52
時代は明治末から大正辺り。趣のある元武家屋敷に一人住まいの謎めいた小説家・高村紫汞の家で住み込みの書生になることが叶った深山杏之介。同居猫は貫禄たっぷりのふくよかな櫨染さん。櫨染さんはこの辺りの顔役なので猫のお客人が多く、縁側に二匹並んで肉球会議をしているぽっちゃりとした猫背がたまらない!どうも人語を操れるようなので今後の展開も楽しみ。先生の所には時折差出人不明の書簡が送られてきており、その書簡の怪異譚を元に随筆の連載を始める。(⇒)2023/10/10
ぐうぐう
31
タイトルが示すように、手紙をモチーフにした波津彬子の新作。謎が柔らかく、そしてこちらの想像の余地を残す余白が、とても心地いい。また、東京にいながら旅漫画としても楽しめる趣向が巧みだ。高村紫汞の元に届く差出人不明の手紙の主の正体は、なんとなく推測できるが、当たっていてもハズレていても、この漫画の評価に揺るぎはないはずだ。それほどに『あらあらかしこ』は面白い。2023/10/15
いぼいのしし
28
大正時代?小説家とその家に住み込んでいる書生の話。定期的に届く差出人不明の手紙に綴られた旅先で聞いた不思議な民話や逸話が面白い。独特の雰囲気が好み。次巻も読みたい。2024/06/16
KAKO
21
いや、これ波津作品で一番好きかも。手紙が物語を回していく設定も、小説家高村、書生の杏之介、家猫櫨染さん、伯母さんと、出てくるキャラがみんないい。テーマが不思議・怪異なのだが、読後感はすこぶる良い。そして、語り尽くさない、白黒はっきりさせない余韻の味がまた素晴らしく、そこもふまえての「あらあらかしこ」かな。手紙で語られるいろいろな話もとてもいい。福猫が、病の箇所に乗ってくれて暖めてくれるって、病も癒えるし心もほっこり。手紙の送り主や杏之介の出自も気になるところ。次巻も期待大。2025/08/31
そのじつ
18
雨柳堂のようにすこし不思議なお話が毎話紹介されるのだけど、郷土史に記録されている昔話のような趣があって凄く好み。明治期の小説家と書生が主要人物なのもいい雰囲気。書生に突進してくる丸い猫・櫨染さんがまたいい。浅草が舞台の今戸焼の猫の話が良かったし、猫の置物の絵がとても好き。とにかくいろいろツボったシリーズ。続きも楽しみにしています。2023/11/13
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