内容説明
コンビニパート従業員の中尾光莉は冬のある日、休日の店長・志波三彦に遭遇する。どこかいつもと様子の違う店長だが、思いがけない出来事に巻き込まれ、彼の驚きの過去を知ることに――。バイトと飼い猫と推しである志波樹恵琉の存在によって満ち足りた生活を送る高木恋斗。だが、彼女が門司港を離れると知り、一つの決断をする……。新たな展開を迎える大人気コンビニ物語第五弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
318
『フェロモン店長』とも呼ばれる志波三彦が店長を務めるコンビニ『テンダネス』を舞台に描かれたこの作品。そこには、安定感のある筆致で魅せてくださる町田そのこさんらしい物語が描かれていました。志波三彦の過去に光が当てられるこの作品。『○○のトレードマークである坊主頭に油性マジックで「うんこ」と書きたい衝動に駆られ、必死で耐えた』といった町田さんの重厚な作品群では見ることのないコミカルな魅力が光りもするこの作品。志波三彦という人物の人気は見かけだけではないのかもと感じさせてくれた、どっしり安定感のある作品でした。2025/11/28
しんごろ
284
こんな会長がいるのならテンダネスも安泰で、ちょっとしたきっかけがあれば、コンビニの社員として働きたくなるかもしれないよね。三彦の過去がわかる今作。う~む、切ないね。なんとか呪縛から解き放れて欲しい。だけど、なかなか難しい問題だね。樹恵琉の旅立ち。しっかり修行して、一流の料理人になってほしいな。それにしてもツギは渋いわ。志波兄弟の縁の下の力持ちだよね。そして、弟の四彦もそろそろ登場するかもしれないかな。ということで、安定の面白さのシリーズ。次作も楽しみ。2025/12/24
ちょぴん
190
NHKでドラマ化されるそうで、新刊を読んでみました。200ページぐらいですぐ読めるんですけど、内容は思いのほか濃かったです。第一話、最後のページでガツンと頭を殴られたような衝撃を感じました。後の失恋の話が軽く感じるぐらいです。当人にとっては大変ですけどね。町田さんらしくさらっと書いて、最後にクリスマス。夢をかなえてくれるシールでふわっと終わらせるのが何とも言えません。2026/03/07
fwhd8325
189
せっかく、福岡へ行き、小倉に予定があったので、門司港までと思いましたが、時間がとれませんでした。作品を片手にテンダネスへと思っていましたので残念でした。それにしてもこのシリーズ、テンション落ちませんね。いいですね。2026/01/11
旅するランナー
181
最初は合わないなと感じていたドラマでの中島健人にも次第に慣れてきて、やはり田中麗奈が全体のバランスを取っていて素晴らしいと思う今日この頃。そんな視点で5作目を読むと、このコンビニの人間関係がよく見えてきます。今作は、なぜミツ店長がコンビニを日常の中の安心安全な居場所にしたいのかという原点が分かる、とても重要な回になっていて、テンダネスファンは必読な一冊になっています。2026/06/07
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