内容説明
巨匠・筒井康隆、SFや創作をめぐるエッセイを集成
時代を超えて読み継がれる数々の傑作を生み出してきた筒井康隆はエッセイの名手でもあった。昭和期に発表された、あまたの雑誌・新聞などに掲載されてきた筒井康隆によるエッセイの数々を、アンソロジスト・日下三蔵の編集によって2巻本で集成する豪華企画!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
28
昭和のうちに発表されたエッセイのうち、文庫化されていないもの、あるいは単行本未収録のものを集めた『筒井康隆エッセイ集成』。つまり、零れ落ちたエッセイ(推薦文や選評、雑誌企画のアンケート回答まで収録されている)を収拾しているので、性格的にはマニア向けの内容となっている。とはいえ、マニアでなくとも充分に楽しめ、読み応えのあるエッセイばかりだ。単行本デビュー間のない頃のSFについてを論じたエッセイで「Sの字は、サイエンスのSではない。単にSFのSである。(つづく)2025/11/20
だるま
14
昭和に書かれた筒井さんのエッセイの内、現在文庫化されていない物と、単行本に未収録だった物を纏めたエッセイ集成で、全2巻のこれが第1巻。SF論、作家論、解説、書評、選評、自作のあとがき、アンケートの回答など、とにかく活字になった物なら全て収録する勢い。編者の日下三蔵氏ってパラノイアじゃ無いかと思ってしまった(良い意味で)。とても面白く、読めて良かったエッセイがある反面、こんなの載せる意味があるのかと思うエッセイも多々。例えば総会が延期になったお知らせとか、ただの罵倒とか。筒井さん信者には待望の本なのだろう。2025/12/14
うぼん
0
収録の半分くらいは既読だが初めて読むものも懐かしかったりする。小説とは異なりエッセイの言葉には生臭さがあって、若い筒井さんの落ち着きのない文章は喋り焦り気味の上擦り文体でちょっと恥ずかしい感じがする。昭和のあの頃、筒井教祖を崇めていた中高生の自分の幼さや羞恥が蘇ってしまい、当時の恥ずかしい記憶をふたたび乾燥させたり消しにかかったりして焦燥感で脳が揺らいだ。あと、どうでもいいけど、キューブリックがカブリックだったりトラウマがトローマだったり、60年前のカタカナ表記はノスタルジックな雰囲気があってよろしいな。2025/11/26
selva
0
とにかく筒井康隆の文章をこれだけまとめて大量に読めることがうれしい。二巻も楽しみ。2025/11/11




