内容説明
「自分が思うようには他者は求めてこない」
1867年パリ万博。アメリカ人と日本人の間に生まれた朝は、幕府の通詞として同行することになり、パリの地に足を下ろしていた。万博開催で幕府(日本)が出展する中、なぜか薩摩藩と佐賀藩も出展していた。出展物は欧州諸国に大いに人気があり、日々人が訪れている。そんな中、菟田免次郎は「織田長益の呼び続ぎ茶碗」の買い手に頭を悩ませていた。二人が街を歩いているとき、免次郎が外国人たちに絡まれてしまう。そこへ通りかかったアーサーという気品溢れる若者が助けに入ってくれる。なぜか朝はアーサーに気に入られてしまい……。。「ジャポニズム」の契機となったパリ万博を描いた、新感覚時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
前作を読んでいなかったが十分楽しめた。2026/01/30
冬野
7
シリーズ第二弾(シリーズ通算五作目)。舞台は1867年のパリ万博。幕府といくつかの藩が別々に出展していたのは知っていたけれど、渋沢栄一が顔を出していたりと、虚実入り乱れたドタバタ具合が楽しい。長年神秘のベールに包まれていた国の、文化や工芸品を初めて目の当たりにして、驚く西洋人たちの興奮が伝わってくるようだった。赤十字の展示があったのはおそらく史実と思われ、そういう点も興味深い。朝の「異なるものを結びつける」力がよく発揮されたお話でした。そして源太が息災で嬉しい。もう気持ちに整理ついたのかしら…。星:4/52025/11/19
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