内容説明
趣味であるダンジョンでのバッティングをこっそり姪に配信され、注目の配信者“新宿バット”になってしまった社畜サラリーマンの佐藤蛍太(41歳)。無自覚に無双する彼の裏の活躍で、冒険書房は社長が退任し、新たに《DOOMブックスレボリューションズ》としてホワイト企業へと変貌を遂げていた。綺麗なオフィスに、優しい新社長…歓迎すべきことのはずなのに、どこか釈然としない状態になってしまった蛍太だったが、そんな中、新宿ダンジョンに300レベルを超える超越者級ボスモンスター“悲劇の雷帝”が誕生し、冒険者たちを塵に変えていく。その映像を見たトップ配信者のスイレンは「パパ……!!」と呟き涙を流す。それは18年前の迷宮災害で《はじまりの冒険者》たちを率いたリーダーの変わり果てた姿で…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
和尚
27
面白かった。ホワイトな空気に耐えられなくて調子を崩してしまうブラック企業帰還兵系主人公、気持ちはとてもわかる気がする笑 これまで仄めかされていた過去にも言及され、シリアスでもこれまでのノリもありつつでしたね。旧友も出てきて次からまた動くみたいで楽しみです。 2025/10/20
こも 旧柏バカ一代
23
長いと思ったら。400ページオーバーで約30万字。18年前に共に戦った男がモンスターとして復活。しかもモンスターパレードをしながら地上に上がって来ている。その迎撃に出るスイレン。スイレンとそのモンスターとには因縁があり。その因縁には蛍太も関わりがあった。その因縁の相手も出て来てえ?そんなに沢山いるの⁉︎2025/09/25
しぇん
20
ようやくヒロインが増えない展開でよかったです。過去の因縁ありで初めて苦戦する展開も良かったので、今後もこんな展開だと良いなと2025/10/03
よっち
20
社長が退任し、新たにホワイト企業へと変貌を遂げていた勤め先。そんな中、新宿ダンジョンに超越者級ボスモンスター”悲劇の雷帝”が現れる第4弾。綺麗なオフィスに優しい新社長といった職場の歓迎すべき変化にどこか釈然としない蛍太。そんな彼が18年前の迷宮災害時代の仲間と再会する一方、悲劇の雷帝の映像を見たトップ配信者のスイレンが正体を知る展開で、姪のヒカリもまた転機を迎えましたけど、過去の様々な背景も明らかになっていく中、ヒロインたちをサポートする蛍太の規格外の実力は際立っていて、またいろいろと事態が動きそうです。2025/09/27
菊地
2
消えない過去の傷と向き合い、英雄がもう一度立つ展開は燃える。 「サバイバーズ・ギルト」と「帰還兵症候群」のような状況は苦しいよね。2025/10/12
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