ビッグコミックス JUMBO MAX～ハイパーED薬密造人～（１４）

著者名：高橋ツトム【著】

小学館（2025/08発売）

• ISBN：9784098635412

内容説明

建男VS鹿子、血で血を洗う関西抗争開始！

大佛から秘かに組むことを打診された兵庫県警の刑事・北野は、鹿子の組織とつながりのある人間が、県警本部長の笹森ではと怪しむに至り、大佛と組むことを了承した。
そして、大佛は笹森を不意打ちで訪問。笹森と鹿子のつながりを掴んでいることを伝え、
自分が建男側とつながっているという情報を鹿子に流すよう要請。大佛の作戦は、建男と鹿子を煽り、争わせ、共倒れを狙うというものだった。
だがある朝、兵庫県警の裏口近くに笹森の妻の遺体が捨てられ、事態は急変することに！！
一方その頃、大阪のサウナで表向きサプリメントして売られている鹿子のジャンボマックスの流通経路から工場を調べるため、建男側のリンが取引現場のサウナに再度潜入することに。だが敵はリンのことを怪しみ始めていた…！！
鹿子に切り捨てられた笹森、そして大佛と北野という警察の人間達も巻き込み、建男と鹿子の戦いは、このまま互いに一歩も引かず、激しい抗争へと突入していく…！！
大阪を舞台に贈る、違法ED薬全面抗争、1コマも見逃せない超緊迫の最新刊！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

コンゲームが極まると、当然ストーリーは複雑さを高めていく。それは当事者においても同じだ。「自分がどっち側にいるのか、分からなくなってきそうだ」その混乱は、しかし本作においては面白さと直結している。騙し騙されの渦中で、生き残ろうとする者と道理を通そうとする者、あるいは相手を潰すことに執着する者、それぞれの目的が絡まり合い、それぞれの結末が見えづらくなる。けれど物語が始まった限りは、結末は必ず存在する。「心配するな。あと一週間もすれば、全ては何事もなかったように終わる」（つづく）

2025/11/24