罪悪の王子たち 呪われし玉座 [上]

著者名：ケリー・マニスカルコ【著】/入間眞【翻訳】

竹書房（2025/08発売）

• ISBN：9784801945999

内容説明

愛か、破滅か――。
世界を魅了したロマンタジー、待望の邦訳化！
運命に翻弄されるふたりの恋と、宮廷を揺るがす陰謀の渦。
すべてを懸けた闘いがここに始まる。

【あらすじ】
〈七つの大罪〉をつかさどる王子たちが潜むとひそかに囁かれる街、ウェイヴァリー・グリーン。
魔法の存在が噂され、呪われた物体に関われば破滅するとも言われるこの街で、
有名女性画家カミラは過去に描いた贋作を盾に脅されていた。
そんなある日、彼女のもとを訪れたのは、謎めいた美貌の男性エンヴィ。
彼はカミラに、呪われた物体のうちでももっとも危険とされる「呪われし玉座」の絵を依頼する。
カミラは依頼を断り、この危険な香りのする彼に惹かれまいとするのだが…。
エンヴィは魔界で崩壊寸前の宮廷を救うべく、過酷なゲームに身を投じていた。
やがてふたりは、魔界と人間界の運命を揺るがす危険な陰謀へと巻き込まれていく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゆのん]

新ジャンル（？）『ロマンタジー』初読となる。敢えて調べずに『ロマンマジーとは何ぞや？』と期待感MAXでワクワクとページを開く。ファンタジー（大好物）とロマンス（大好物）とヴィラン（大好物）…最高やんとページを開く。冒頭から危機的状況にあるヒロイン。このヒロインがなかなかに気が強く賢くそして見目麗しい。まさにヒロイン。ヒーローはこれまた『うわ〜！かっけーっ！！』と叫びたくなると共に心にも闇を抱えている。そうか、この2人のロマンスかと期待は膨らむだけ膨らむ。そしてロマンスの部分。過激です。過激×過激。

2025/04/09

[りらこ]

大人向けのダークファンタジーで、ロマンス。そこでロマンタジー。美しさは罪～♪じゃないけど、美しい悪。でも悪じゃないかな。デーモン。それから謎めいた主人公は美女で画家。描いた絵が不思議な力を発揮するあたりから、え？そうなるの？なぜ？からのハラハラ。妖しい。そして愛が過激。悪役の振る舞いがリアルで目の前で繰り広げられるあれこれに、背徳と気持ち悪さが同居。目が離せない勢いで、謎を追いかけて上巻。

2025/08/31

[📖®書店員🍵]

悪役は好きですか？魔法やバトルアクション、命を賭けたヒリつく展開は好きですか？ 舞台は魔法と呪いが渦巻く街。七つの大罪を司どる王子たちが居ると実しやかに囁かれる不思議な街。 謎めいた男が持ってきた依頼の真相は。王宮を救うための命懸けのゲームなど、目まぐるしいのに疲れない、飽きない！ ロマンタジー好きには刺さる！！ロマンタジーとはなんぞや……と思っていましたが、これはなるほど。本屋大賞で一躍注目を浴びたジャンルでもあるのでひとつの大きなジャンル確立にも持って来いの作品。

2025/07/23