内容説明
白い王冠での戦いにおいて、覚醒の音色を響かせ剣聖に至ったレン。
水の魔剣と新たな戦技を手にしたレンは、遂に帝都で剣王ルトレーシェと最初の出会いを果たした。
そこで彼女から導かれるような不思議な言葉をかけられると、『水の女神の指輪』を求めて水と風が眠る地、ウィンデアへ足を踏み入れることに。
しかし、そこにはあるはずのない魔王教の痕跡が残されていた。
「魔王教と聖遺物は相性が最悪なのに」
「もしかすると、どうしても手に入れたい理由があるのかも」
白の聖女リシアの言葉をきっかけに、彼らは魔王教が聖遺物を蒐集する理由へ近づいていき――――。
鍵になるのは天高き聖域と、魔王教の実力者。
レンが求めつづけた秘密へと繋がる新たな物語が、始まる。
さらに【電子特別版】には書き下ろしショートストーリーを収録！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えーわい
3
七英雄の伝説の物語同じ出来事となかった出来事が混ざり合うように、事件が進行する。物語通りに、着実に力をつけるヴェインたち。物語の知識を活かし、先回りで魔王教に備えるレン。先祖の正体や物語内の黒幕だったレンの背景に迫る中、白昼夢のように見た少女の情報を得るため、レンは魔王教の司祭に挑む。しかし、人知れず魔王教の思惑を退けるレンは、まるで物語の黒幕のようで。謎は深まるばかり。物語で起こった惨劇を恐れるように強さを求めるレンとリシアの微笑ましいエピソードとか、リシアとフィオナの友達でライバルな関係もよかった。2025/07/24
