中公文庫<br> カラマーゾフの兄弟 1

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中公文庫
カラマーゾフの兄弟 1

  • ISBN:9784122076709

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内容説明

ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。
各巻に、訳者自身による詳細な注解を付す。〈巻末資料〉訳者解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

シンプルねこ(うみねこ)

9
どうしてこんな話を見てきたように描けるんだろうと思っていたけど、ドストエフスキーの壮絶な人生を考えるといろんな経験に裏打ちされていて、なるほどねぇとなった。恨まれて殺された父親のことなど書かずにはいられないものがあったんだと思う。ドストエフスキーの作品を理解したかったら、もう彼の人生を調べたり、著作も全部読まないといけないなぁと思えてきた。2025/10/21

ディーン・ウィンチェスター

8
2巻同様訳文が理解しやすく注解が非常にこまめで欲しいポイントに都度差し込まれる(計40ページほど)ためこの注解だけでも価値が高い。1巻は舞台、人物、人間関係など長編の下地を整える役割を担っているため「情報」として蓄積することに終始しがちと一見思える。しかし、重要性の高い次巻や物語全体に係る予言めいた婉曲的フレーズが随所に見られ、興味深く読める。また、「カラマーゾフ」というワードが固有名詞でなく一般名詞的、形容詞的に多く用いられており、作者が描きたい人間の深い部分をそこに求めるよう意図されている気がする。2026/03/25

植岡藍

5
学生時代、最初に読んだのはこの江川卓訳ではなかったか?と思うのだけど、今となっては確かめる術もない。口調など気になる所もあるのだけど、何より物語が圧倒的に面白いから読める。訳注が充実しているのが良い。これだけ分厚い本はなかなか読めないがカラマーゾフならあっという間だ。2025/08/27

カレーうどん

4
前にカラマーゾフの兄弟を光文社の翻訳で読んだ事があるのですが、こっちの江川卓さんの訳で読むのは初めてです。読んでみた感想、カラマーゾフの兄弟ってこんなに面白かったのかと夢中になってます…。ドストエフスキーの著作は全部、江川卓で読みたいですね。次の2巻もゆっくり読んでいこうと思います。2025/12/03

イヌネコ

4
個性豊かな登場人物から発せられるセリフの一つ一つにおける破壊力が凄まじい。現実にありえそうだとか、ありえなさそうだとか、そうした議論を超えて、読者に有無を言わせぬ展開、勢い。「世界文学史上の傑作と称される」のも納得せざるをえない。情欲に生きるカラマーゾフ、そしてその中にあって純真な心を忘れない、敬虔なアリョーシャ。信仰と現実の対比。しかし、ある種動物的な衝動を開けっぴろげにする他の人物とは異なり、アリョーシャは一貫して理性的な態度を保っており、その点を僕は不気味に思った。あまりに人間から逸脱している。2025/08/17

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