文春文庫<br> 歴史をさわがせた女たち 日本篇

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文春文庫
歴史をさわがせた女たち 日本篇

  • 著者名:永井路子【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2025/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784167200404

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内容説明

歴史をつらつらながめてみると、日本の女性はいつも弱かったわけではありません。
和泉式部、淀君、北条政子、持統天皇、清少納言、出雲のお国、紫式部――日本史上有名な女性三十三人をとりあげ、確かな史実にユーモアをまじえて綴った愉快な女性日本史。
キュウクツな歴史の定説を覆しのびやかな実像を描きだした不朽の名著。

文庫新装版 2003年6月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

修一朗

107
大河ドラマが始まったけど何の知見もないのでちょこっとでも予備知識を入れておこうと思って読みました。紫式部についてはちょびっと。藤原道長様に誘われたのよっていう経験が空蝉のモチーフだったなんてことが書いてあります。33人もの歴史上の女性について触れていて新しく知れて楽しかった。しかも史実を読み込んではこんなキャラだったのよっていうコメント付き。日記なんてものを残す人は自己顕示欲が高いのだ。新顔は阿部簾子・藤原薬子。大河ドラマ向けとしてはもうちょっとほかの本も読むことにして,これはこれでよし。2024/01/14

Smileえっちゃん

57
永井さんの歴史小説良いですね。日本史に残る33人の女性達を永井さんの視点で書かれていて、文章も硬くなく、ユーモがあって面白かったです。それでいて、あくまでも史料に忠実に書かれています。全く知らない方もいたので、興味ある方を長編で読んで見るのも面白いかと思います。一豊の妻、亀姫、天璋院、紫式部と清少納言の対比、今までと違った見方が出来ました。歴史の苦手な方もさらっと読めるかと思います。 2021/03/13

ちゃいろ子

43
美女たちの日本史より、更にたくさんの女たちが描かれている。 知らなかった女性の逸話も多く、楽しく且つ勉強になった。 そしてもっと深く知りたいなぁと思った女性も。 やはり、今興味があるのは女帝たちなので彼女たちの物語は印象深い。 また、紫式部と清少納言ももっといろいろ知りたい!!読みたい!と。 一般的には悪女と言われてしまっている女性についても永井さんの高い識見と洞察力で否!と。流石です!また、静御前を悲劇のヒロインなんかではなくレジスタンスの舞姫!と書かれていて納得。何度も読み返したい一冊になりました。2022/07/30

№9

34
男にとって女とは本当に不思議な存在だ。(でもその逆、女性たちが男たちを不思議な存在などとは思いもしていないと思う。)歴史の影に女性あり、あいや歴史を学んでいく過程で思い知らされていくのは、女性たちのその存在感である。本編は女性の手による歴史に実在した女性たちの物語で、そのぶん遠慮や余計なヨイショがなく、楽しめた。出来るだけ史実の資料による、とあるがそこは女性らしい「主観」らしきものもあふれていて(エッセイであるからだろうけど)、微笑ましい。女性たちの面白さとはまさにその主観性にあるのだから^o^2013/12/23

ロマンチッカーnao

26
先に『女性たちの貧困』を読んだ。最貧層の女性たちの貧困すごすぎた。そして、救うべき体制があまりにもひどすぎた。結果、読み終わり、精神的に落ち込んだ。そこから這い上がる為に、元気な女性の話しを読みたいと思い、この作品を読んだ。ずいぶん前の本だけど、元気な姿の女性をみれてなんか救われて気分になりました。2015/10/06

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