内容説明
〈アミュレット・ホテル〉は犯罪者の楽園。2つのルールさえ守れば、警察の介入が一切なく、銃でも偽造パスポートでもルームサービス可能な犯罪者御用達ホテルだ。(1)ホテルに損害を与えない(2)ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない。そんな絶対的ルールが破られる時、ホテル探偵が独自の捜査で犯人を追い詰め、相応の対価を支払わせる。ホテル探偵VS犯罪者の頭脳戦、濃密なロジックで犯人を炙りだす本格ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mayu
25
初読み作家さん。帯の"犯罪者御用達ホテル"に絶対面白いやつ!と購入した一冊。アミュレットホテルは一般客用の本館と犯罪者を迎え入れる別館がある特殊な作りのホテル。もう右を向いても左を向いても詐欺に殺し屋に情報屋に売人と犯罪者だらけ(笑)守らなきゃいけないルールがあり、色々起こった時の為にホテル探偵が常駐している。淡々としているホテル探偵のキャラがちょっと掴みにくいけど、ホテルで起こる事件の数々を楽しめながら読めた。犯人は誰か?を推理する本格的なミステリーを読みたい方にはオススメ。2025/06/15
わむう
18
アミュレットホテルは犯罪者による犯罪者のためのホテル。ホテルのルールを破るとホテル探偵がとことん追い詰めます。続編があるようなので読んでみます。2025/07/28
lucifer
15
舞台は“犯罪者専用のホテル”、そして出てくる人物は全て犯罪者、というだけでもうワクワクが止まらない。そんな爆上がった期待に応えてくれたる面白さだった。ルールさえ守れば、電話1本で偽造パスポートや毒薬等犯罪に使用する小道具からありとあらゆる情報まで犯罪者には至れり尽くせりなホテルで破られたルール。その事件を解決し落し前をつける“ホテル探偵”。癖強で恐ろしい経歴の人物だらけの中、ロジカルに解決する姿が格好良すぎる。全話面白かったが、1番は、『一見さんお断り』かな。次作の文庫化が今から楽しみ。2025/07/03
Satochan
5
舞台は上級犯罪者専用ホテル。プライバシーと安全を保証。電話ひとつで武器、毒薬、各種情報をお届け。但し、ホテル内での傷害・殺人、ホテルに損害を与えることは禁止。禁を犯した不届者には辣腕のホテル探偵が対処します。。というお話。舞台設定が秀逸ですね。クローズドサークルで、ほぼ全ての登場人物が犯人の3要件中①動機と②手段を満たすわけですから。あとは③機会だけ。なんですが、これが難しくて面白い。続編も読もっと。2025/07/26
ゆずる
3
特殊な舞台設定と表紙に惹かれて購入。一冊の内にこの『アミュレットホテル』の登場人物の過去や来歴が描かれていたので読み進めるうちにホテルの異常さを当たり前に受け入れてしまう不思議。ホテル系ミステリによく合う文体が読みやすくて初めましての方でしたが新規開拓できた喜びでいっぱい。本作で完結はしているけれど続編もぜひ読んでみたい。2025/08/02
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