内容説明
大反響の「訳あり」お葬式小説、第三弾!
美空がスカイツリー近くの小さな葬儀場「坂東会館」に入社して二年。訳あり葬儀ばかり引き受ける葬祭ディレクター・漆原の助手をしながら、研鑽を積む日々だ。
繁忙期前のある日、坂東会館に社長の甥、小暮が入社する。彼が推進する効率重視の業務改革に対し、反発する美空たち。だが、やがて小暮の信念の源もあきらかになり……。
火災で祖母と孫を亡くした家族、夫の遺体を焦るように群馬から東京へ搬送した妻、母の葬儀に離婚した父を呼ぶかで苦悩する年若き兄妹──
「別れ」と懸命に向き合う人々の姿に、あたたかな気持ちと涙があふれるお葬式小説、第三弾。
※この作品は過去に単行本として配信されていた『ほどなく、お別れです 思い出の箱』 の文庫版となります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
itica
75
シリーズ3。坂東会館に新しいスタッフ(小暮)が入ってきて、何かと波風が立ち始める。遺族の想いを第一に考えてきたスタッフ、葬儀場の将来を見据える小暮。どちらが良いとか悪いとか比べるものではないが、葬儀の形態も時代とともに変化しているのかなと思う。幸せな晩年を送った故人、不慮の事故で亡くなった人、母を失った若い兄妹、葬儀場での想いは人それぞれだ。遺族に寄り添おうとする美空は失敗もあるけれど、その頑張りを応援したくなる。 2026/02/19
のり
75
シリーズ第3弾。経験を「漆原」の元で積み、成長しつつある「美空」。人手不足による激務だが、「坂東会館」は遺族に対して真摯だった。そんな時に社長の甥が大手から入社。業務改革に乗り出す「小暮」だが、他のスタッフとは距離感が…正論だが中々受け入れられない。それでも歩み寄り、心の傷を知った時は衝撃だった。目出度い事もあった本作。2026/01/12
カブ
43
シリーズ3作目。主人公美空が葬儀場に就職し2年。美空の成長する姿をますます応援したくなる。お仕事小説としても面白いが、葬儀の時のそれぞれの事情がグッときます。これからが楽しみ。2025/05/25
ミーママ
40
図書館の本📕 シリーズ3弾! 今回は社長の甥の小暮が入社してきた。最初は大変な人だと思ったが彼は彼なりの想いがあった。 次も読みたい! 2026-142026/02/08
よっち
40
美空がスカイツリー近くの小さな葬儀場「坂東会館」に入社して二年。繁忙期前のある日、坂東会館に社長の甥である小暮が入社する第3弾。火災で祖母と孫を亡くした家族、夫の遺体を焦るように群馬から東京へ搬送した妻、母の葬儀に離婚した父を呼ぶかで苦悩する年若き兄妹に向き合っていく中で、小暮が推進する効率重視の業務改革に対し、反発する美空たちという構図が生まれていきましたけど、仕事に向き合っていく中でお互いのことを知っていって、小暮の信念の理由もきちんと明らかにされて、これから変わっていきそうな今後の展開に期待ですね。2025/05/07




