集英社オレンジ文庫<br> 後宮彩華伝 復讐の寵姫と皇子たちの謀略戦

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集英社オレンジ文庫
後宮彩華伝 復讐の寵姫と皇子たちの謀略戦

  • 著者名:はるおかりの【著】/泉リリカ【イラスト】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 集英社(2025/04発売)
  • 夏至&父の日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~6/21)
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  • ISBN:9784086806152

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内容説明

怨憎という絆で結ばれた妓女と皇子。
花婿の策謀に導かれ、花嫁は血塗られた復讐劇を描き出す。

中原に長く栄華を誇る凱(がい)王朝。だがその天下には翳りの色が濃くなりつつあった。邪教集団・怨天教が王朝転覆を目論み起こした「燃灯の変」によって、寵愛する汪(おう)皇后が命を落としてから、嘉明帝(かめいてい)は怨天教を根絶やしにしようと血眼になっていた。特務機関・東廠が暗躍し、邪教徒であると疑いをかけられた無実の人々が次々に処刑されていく。かつて仁君として民に敬われた嘉明帝は苛烈な暴君となって民を虐げ、天下には怨嗟の声が満ちていた。

そんな時代に、ある恋愛事件が世を賑わせる。
嘉明帝の第八皇子・高才堅(こうさいけん)が、妓女・柳碧蘭(りゅうへきらん)と激しい恋に落ち、妃に迎えようとしたのだ。皇族と妓女の結婚は御法度。だが才堅は父帝の許しを得て、碧蘭を身請けし結婚にこぎつける。

しかし、実のところ碧蘭は、才堅を愛してなどいなかった。
彼女の願いはただ一つ、天才絵師と名高かった父を処刑した嘉明帝に復讐すること。皇子に嫁ぐことは、皇宮に入り父の仇を討つための手段でしかなかった。

そして、才堅もまた、愛ではなく復讐のために碧蘭を妃に迎えていた。
才堅は、敬慕していた兄、第四皇子・高文耀(こうぶんよう)が無実の罪で獄死したことから、文耀を疑った父・嘉明帝に復讐心を燃やしていたのだ。

相思相愛の夫婦を装う碧蘭と才堅は、互いの画才と知謀を、共通の敵を倒すために利用し合おうとして――。

目次

第一幅 帝王思子図
第二幅 秋庭弾箜篌図
第三幅 孝綏皇后像
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

22
残忍非道な暴君と化した嘉明帝が虐政をしく凱王朝。父譲りの画才を持つ妓女・柳碧蘭が第八皇子・高才堅と身分違いの恋を乗り越え妃として彼に嫁ぐ第14弾。あたかも恋愛劇の大団円に見えた才堅と碧蘭の婚姻。しかし実際にはそれぞれの胸に皇帝への復讐心を秘め、互いを利用し合う碧蘭と才堅は仲睦まじい夫婦を装いつつ、共通の敵である皇帝を倒すため手を結ぶようになっていく2人。兄弟間の次期皇太子争いも起きてしまう中、惨劇の真相もまたなかなか皮肉でしたけど、波乱の展開や過去を乗り越えて前を向く残された人々たちの想いが印象的でした。2025/04/16

フキノトウ

10
令嬢でありながらも父の冤罪で妓女に身を落とした碧蘭は八皇子・才堅に見初められ、娶られる。利用し合う関係ながらも関係が深まっていく姿が微笑ましい。暴君なのに、息子たちにはわりと慕う気持ちがあったのは切なかった。宦官淫介の死も衝撃的でした。2026/01/03

はなりん

8
ボリューミーで重かった。登場人物も多く、名前と役所を捉えるのに何度も人物相関図を見た。冤罪で父を処刑され、自らも妓女となり復讐を糧に生きてきた碧蘭と、帝位には遠いけど同じく父帝に復讐心を持ち帝位簒奪を目論む第八皇子才堅の恋愛結婚に見せかけた政略結婚から始まる、帝位をとるまでのお話。皇帝の暴虐ぶりが凄すぎて、皇子達の帝位争いは、それほど熾烈な感じはしなかった。碧蘭の過去と復讐への想いに触れた才堅と才堅の人なりに惹かれていく碧蘭がお互いに信頼し本当の夫婦になっていく様子が良き。2026/05/04

かなで

8
再読2025/09/04

栗山いなり

8
復讐のために後宮に入った妓女と同じく復讐を企てる皇族を主人公に凱王朝の動乱を描いた中華風架空時代劇小説シリーズ第5巻。終盤の展開はまさに怒涛の展開と言っても良くて読み応え十分だったし中華風架空時代劇としても人間模様を描いた作品としても結構完成されてるなと思える作品だった2025/05/25

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